2人にとって対象的なレース結果
アンドレア・ロカテッリは、20ラップのレースで素晴らしいピットストップ戦略を駆使、グリッド6位からスタートしたにも関わらず、9ラップ目にレースリードを奪取。全てのWorldSBK参加者が強制的にタイヤ交換を行わなければならない3ラップ中に順位を向上させた。
新しいタイヤを履いた後は、レースの後半でトプラック・ラズガットリオグル、アレックス・ロウズ、そしてアンドレア・イアンノーネを立て続けにパスし、シーズン最初のレースで2位を獲得を確実なものにした。
チームメイトのジョナサン・レイは、記録破りのスーパーポールセッション中に11位以上を獲得出来ず、 レースの最初のスティントでスピードを見せたものの、R1からのフィードバックに問題を抱えていた。さらにピットストップ中に小さな問題が発生したことで、レイは大幅に時間を失いポイント獲得のチャンスを逃した。
アンドレア・ロカテッリ
「これは全レースの中で最高のレースの一つだと思います。特に後半に履いたタイヤで多くのライダーと戦いました。このグループの最前線に出ることができて本当に嬉しいです。レースの最初は少し苦労しましたので、それが少し残念でした。」
「スタート後の回復は簡単ではありませんでしたが、第2スティントではバイクをかなりプッシュし、感触はずっと良くなりました。前にいた3人の強力なライダーを追い越し、2位でフィニッシュしたので、良いスタートですね。」
「2位を獲得し、多くのポイントを得ましたので、結果から良い自信を持って、明日もまた挑戦します。スーパーポールレース後にもう少し前でスタートする必要がありますが、レース2でも再び挑戦します。特にレースリズムにおける私たちのポテンシャルは高いですから、再び表彰台、そして勝利のために戦うことができると思います。」
ジョナサン・レイ
今日は本当に難しい一日でした。レース1のスタート時から難しく、スタートはかなり悪かったですが、1コーナーと2コーナーでいくつかの進展を見せました。その後は一貫したリズムで、一時はエガーター、ファン・デル・マークと戦いました。」
「可能な限り早くピットに入ることを決めましたが、残念ながら小さな問題が発生し、ピットボックスの外でかなりの時間を失いました。バウティスタと一緒に出て、数ラップは彼のリズムで走ることができましたが、最後の4、5ラップでいくつかのミスを犯し始めました。」
「しかし、彼をパスして自分のラインを見つけると、再びリズムを見つけ始めました。フラストレーションがたまりますが、明日はセットアップの変更を試みます。バイクの扱い方に満足していませんから。」
「グリッドは今非常に競争力があるので、バイクに自信を持って最大限にプッシュする必要があります。バイクに良い感触があるとき、ヘレスやポルティマオで時々感じたように、良いタイムが出せるとわかっています。ですから、我々には本当にポテンシャルがありますから、忍耐強く続けていくことが重要です。」
(Photo courtesy of yamaha)