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2021年のダカールで王座奪還を目指す RED BULL KTM FACTORY RACING

2021年のダカールで王座奪還を目指す RED BULL KTM FACTORY RACING

2021年のダカールラリーは刻一刻と開催が近づいている。来年で第43回を迎えるダカールラリーは、サウジアラビアで開催され、全体で7,646km、SS区間は4,767kmの12ステージの戦いとなる。

KTMのトビー・プライスは、来年3度目のタイトルを狙う。多くのライダー同様にバイクから離れる時間が多かったものの、夏以降にヨーロッパに渡ると、精力的にトレーニングをこなし、中東に渡りテストを重ねてきた。

2018年の優勝ライダーであるマティアス・ウォークナーも同様にしっかりとレースに挑む準備を進めている。サム・サンダーランドは昨年の怪我を乗り越えて万全の体調で1月のダカールに挑むことになる。砂丘セクションを得意とする走りを再び見せてくれるか。

KTM 450RALLYは必ず自分をフィニッシュラインに導いてくれる

トビー・プライス

「皆にとって大変な1年でした。いつもどおりレースをすることが出来ませんでしたし、1月のダカール以降は1度しかラリーに参加出来ていません。レースが出来たことはプラスですが、誰もがしっかりとした本物のレースをしたいと思っています。」

「過去3ヶ月は家に帰れずにトレーニングをしていますし、ダカールが終わるまで家に帰ることが出来ません。現在のベース拠点はドバイにあり、クリスマスをドバイで過ごしてダカールに備えます。砂丘で練習が出来るのはプラスですが、家族と過ごす時間が取れないのは苦痛ですね。」

「ここ数ヶ月の間、チームはハードにテストを行っており、色々と順調に進んでいます。自分のフィットネスを整えることも出来ていますしね。新しいパーツを試したり、バイクのフィーリングにも満足しています。KTM 450RALLYは必ずや自分をフィニッシュラインに導いてくれると確信しています。あとは自分次第でしょう。」

ドバイで練習出来ていることは大きなアドバンテージ

マティアス・ウォークナー


「今年は本当に妙な1年でバイクよりもジムでトレーニングしている時間が長い1年でした。今年は後半からテストを続けてきており、ドバイをベースとしてテストを継続出来ているのは大きなアドバンテージでしょう。トレーニング、バイクに慣れることが出きただけでなく、チームの一体感が高まり、チームとして重要な話し合いを行い、意思決定を進めることが出来ています。」

「地形に関しても十分に対応出来る予備知識を得られていますし、それに立ち向かうためのアイディアもあります。チームもバイクを自分のものに感じられるように仕上げてくれています。今回のダカールでは、過去乗ったことがあるバイクの中でも、最高のバイクで参戦することが出来るでしょうね。」

完璧にフィジカルを仕上げて挑む事ができる

サム・サンダーランド

「ようやくダカールを迎えることが出来ました。トレーニングは順調に進み、完璧にフィジカルを仕上げて挑む事ができます。前回のダカールから。、チームはバイクを最高の状態に仕上げるために全力を尽くしてくれていますし、今回のラリーの地形に、よりフィットしたバイクに仕上がっていると思います。」

「ライディングしていて心地良いですし、バイクがよくなったことで、セットアップも上手く出来ています。この素晴らしいバイクをレーシングコンディションで早く走らせてみたいですね。」

ドバイでバイクをセットアップしてダカールに挑む

チームマネージャー ジョルディ・ヴィラドムス

「チームでのテストは9月から行っています。しかし今までは硬い路面での走行しか出来ておらず、前回のアンダルシアラリーでも似たコンディションでした。ドバイでは本当の砂漠がありますから、ここでバイクのセットアップなどをしてダカールに挑みます。」

「すべてのライダーがドバイで1ヶ月以上生活をしており、バイクでしっかりと練習を重ねています。トビーはやはり素晴らしいですね。彼はありとあらゆるコンディションで素晴らしい走行をしてくれます。今回もまた表彰台争いをしてくれるでしょう。」

「今年ダカールはかなり砂地でのレースになると思っていましたが、実際は異なりました。2021年のルートはさらに砂丘がコースに含まれているようです。そしてこれはサムにとって有利に働くでしょう。サムは砂丘でのライディングを非常に得意としています。今年と同様のスピードを発揮してくれることを願っています。」

「マティアスは非常にクレバーなライダーです。サウジでのダカールはテクニカルステージが多く、ペースを落としたりナビゲーションが難しいケースが多く、彼にとって2021年のラリーも同様に、彼の強みを活かすことが出来ると思います。」

「また今回はジュニアライダーのダニエルもいます。彼はわずか数ヶ月の間に、ラリー走行におけるスピードを増しています。彼のスピードに疑いの余地はありませんが、今回のラリーについては落ち着いて学びながらステージをこなしていくことが重要になるでしょう。」


(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)

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