KTMのピット・バイラーは、現状のテック3との関係性を続けていくことはもちろんだとしながらも、将来的にバレンティーノ・ロッシのVR46がKTMのバイクの使用を希望するならば、喜んでバイクを供給すると語る。実現するか現時点では未知数だが、今年の成績を見る限り間違いなく高い性能を持ったバイクに育ってきたと言えるだろう。
テック3以外のチームにバイクを供給する可能性もある
モータースポーツマネージャー ピット・バイラー
「2020年は3勝することが出来ましたが、まずは来年もこの結果を繰り返していくことが重要です。今年はまたカスタマーチーム(※いわゆるサテライト)も大きく育ち、素晴らしい結果を得ることが出来ています。今はまだそういうことを議論する段階ではありませんが、KTMは3つ目のチームを持ちことも検討しています。もちろんテック3と共にやっていくという方針にブレはありません。」
「しかし、KTMはもし他のチームがカスタマーチームとして立候補するのであれば、テック3以外にもバイクを供給する準備があります。もちろんドルナは参戦している6メーカーがカスタマーチームを持つことを希望していますから、1メーカーが3チームも持つことは彼らの考えには反していると言えます。将来的に2022年、2023年以降になるかもしれませんが、もし仮にバレンティーノのチーム(VR46)がKTMのバイクを希望するのであれば、喜んで供給するつもりですよ。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of KTM)