イタリアGPを終えてのポイントスタンディングです。イタリアGPはロッシ選手を応援する黄色の発煙筒が例年通り焚かれる中、同じく地元イタリアのドヴィツィオーゾ選手が優勝。2位はビニャーレス選手が危なげなく獲得し、3位は同じく地元イタリアのダニロ・ペトルッチ選手が獲得しました。

現在のチャンピオンシップをリードするのはビニャーレス選手で、その差は26ポイントとし、さらにそのリードを広げて次回はホームGPとなるモントメロを迎えます。

2位に浮上したのは今回優勝したドヴィツィオーゾ選手。アルゼンチンで巻き添えを食らった以外はコンスタントにポイントを獲得していますが、本人曰く18戦で安定して優勝を狙えるようなパッケージにはなっていないとのこと。

3位となったのはロッシ選手。安定してポイントを獲得してはいますが、トップ5名の中で優勝がないのは今のところロッシ選手だけとなっています。

4位はマルケス選手ですが、5位のペドロサ選手とはポイント上は68ポイントで並んでいます。今回ペドロサ選手が転倒したことで、レプソルホンダの2人は6戦を終えてそれぞれ2度の転倒となり、ビニャーレス選手との差が広がっています。

6位はルーキーのザルコ選手。今回は予選順位が振るわなかったことでトップ争いに絡む事は出来ませんでした。

7位のロレンソ選手は昨年優勝を飾ったムジェロで、一時トップを走ったものの順位を下げるレースとなりました。

8位は今回3位を獲得したペトルッチ選手。今年はファクトリーライダー達と同様に最新型のGP17を手に入れたことで言い訳が出来なくなりましたが、今のところ良い走りが出来ていると言えるでしょう。

9位にはフォルガー選手。ザルコ選手と比較されると厳しいところですが、ルーキーとして考えると改めて素晴らしい走りをしているのは言うまでもありません。

10位はクラッチロー選手。今回はペドロサ選手に突っ込まれたことで転倒し、6戦を終えてポイントを獲得出来たレースは3つとなっています。