ポル・エスパルガロはカタールでのレースにマルク・マルケスが参戦しないことから、ホンダファクトリーとしては唯一の正規ライダーとして開幕戦を迎えることになった。テストでは良い結果を得ることができているためポジティブだと語るが、カタール以降のレースでは苦戦が予想されると語る。
とは言え、わずか四日間のテスト期間で高い適合性を見せているため、レースウィークにおいても期待が持てるはずだ。
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必要なことはバイクに自分を合わせること
ポル・エスパルガロ
「今年は4日間しかテストをしていませんから、ルーキーにはもちろんバイクを乗り換えたライダーにとっても難しいシーズンの幕開けだと言えるでしょう。テスト最終日は走行できませんでしたが、レースに向けたフィーリングは良かったです。しかし、1周のスピードはもちろん、ペースでも遥かに速いライダーがいます。まだまだホンダのバイクに関して学ぶ事は大量にありますから、序盤は苦しい戦いになるかもしれません。」
「バイクの性格によっては、あるライダーにとってはそれを扱うのが難しいと言われているわけですが、こういった考えには同意しますね。自分のライディングスタイルにとって扱いやすいバイクもあればそうでないバイクもあります。」
「確かにホンダは手強いバイクですが、グリットの中で1番扱いが難しいバイクだとも思いません。必要な事は自分をバイクに合わせることです。このバイクではまだ4日しか走行していませんから、タイヤの組み合わせもまるでわかりませんし、どういったレースが出来るのか、他のトラックではどうなるのかもわかりません。」
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「テストをしたことがないコースに行った時は苦戦するでしょうね。現状はレースごとに状況も見ながら進んでいくしかないでしょう。レプソル・ホンダチームの一員である以上、タイトル獲得をいつか遂げたいですが、何年かかるのかはわかりません。しかし、MotoGPタイトル獲得は子供のことからの夢ですから、全力で戦います。」
「カタールはホンダにとっても自分にとってもポジティブなトラックだとは言えませんが、テストでは悪くない結果を出すことができています。多くのライダーが戦闘力を発揮するでしょうが、昨年チャンピオンのジョアンがタイトル候補とであることには変わりありません。」
「ホンダにとってマルク・マルケスがいない事は大きな損失で、彼が早く参戦できることを願っています。自分自身にとっても世界最速のライダーがそばにいる事は大きなプラスです。彼が復帰したならば、すぐにスピードを取り戻すのではないかと思います。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)