今年のマン島TTでは、シニアTTにおいて優勝候補の1人であるイアン・ハッチンソン選手が転倒しました。ハッチンソン選手はレース2周目の27番目のマイルストーン地点の右コーナーで転倒し、この転倒で大腿骨を骨折する怪我を負っています。レースはその後赤旗中断となった後にレース周回を4周に変更してリスタートとなり、スズキのマイケル・ダンロップ選手が優勝しています。
なお、ハッチンソン選手は過去にも転倒による怪我で左足を30回以上も手術しており、彼のバイクのシフトは”右側”についており、左のハンドルバーにサムブレーキ(親指で捜査するリアブレーキ)が付いています。今回の転倒でも負傷したのは左足のようで、ハッチンソン選手の早期回復が望まれます。
また、今年のTTでも数名のライダーが事故によって亡くなっています。亡くなったライダー達のご冥福を祈ると共に、大怪我であることには変わりませんが、足の骨折で済んだハッチンソン選手はラッキーだったと言えるかもしれません。