ポル・エスパルガロ「ホンダはグループ間で統一した作業が出来ていない」ポル・エスパルガロは、ホンダは少なくとも3種類のRC213VをスペインGPで走らせていたことに失望しており、現在のホンダの状況は統制が取れていないと語る。エースライダーのマルケスが本調子ではない中で、サテライト含めパッケージが異なるのは仕方がない状況だが、そうした背景の説明が不十分と感じているのかもしれない。
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ホンダはライダー間でパッケージが異なる

ポル・エスパルガロ

「ホンダのバイクは現時点ではトラクションがなくコーナリングも弱く、スピードもありません。スムーズにライディング出来ない状況です。ブレーキングで何度もプッシュをしていますが、ブレーキの限界を迎えてワイドになってしまうこともあります。」
ポル・エスパルガロ「ホンダはグループ間で統一した作業が出来ていない」
「自分はホンダに雇われている身ですから、彼らが持ち込むパッケージでライディングするしかありません。ヘレスでは中上が結果を残して、彼は異なるパッケージだっただけです。自分も中上も異なりますし、サテライトチームとして使用しているパッケージも異なります。自分はホンダが提供してくれるパッケージで走行し、彼らがテストを望むものをテストするだけです。」
ポル・エスパルガロ「ホンダはグループ間で統一した作業が出来ていない」
「その中で状況を改善出来ればと思っています。ただ、ホンダはあまりにもライダーやチーム間でパッケージにバリエーションがあり、このせいでグループ感で統一した作業が出来ていないと感じます。良くない状況だと思いますね。」
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「今の不調が自分のせいかバイクのせいか、パッケージ、ライディングスタイルのせいなのか、電子制御のせいなのかわかりません。ホンダは全員が異なるパッケージですから、互いのデータを比較することが出来ないんです。」

「問題についてしっかりと理解をしたいと思います。そうすることで問題に対処が可能です。頭に来るのが、何が起きているのかを把握出来ないでいることで、これは非常に頭にきます。今回のテストでも自分が試しているパッケージは自分のみです。自分と他のライダーの比較も出来ませんし、何が間違っていたのかもわかりません。ホンダは皆が使用する内容を統一すれば、改善に向かうことが出来ると思います。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of HRC)