リンスは1周目に大きくポジションを挽回、その後フラッグtoフラッグの状況でもバイクをスムーズに交換したものの、ピットアウトして直後に転倒。さらにその後も、もともとはドライ用だったバイクにレインタイヤを履いて転倒を重ね、結果的にDNFとなった。[adchord]
序盤の走行は完璧だった
アレックス・リンス
「ドライならば表彰台を狙えるとチームと話していました。この雨は本当に残念ですね。序盤は完璧でした。しかし雨が降り出して多くのライダーが非常に危険な状況での走行を続けました。」
「ピットから出て、通常ターン4ではブレーキングしないんです。しかしあの時はコーナリングのためにフロントを握ったんですが、それで転倒してしまいました。その後バイクでピットまで戻り、ミディアムレインタイヤで走行を続けました。しかし、バイクがドライのセットアップのままで、タイヤを温めるのに苦戦してしまいました。」
「ブレーキングの時点でバイクが硬すぎるように感じていたんですが、走行を続ける過程でフロントから再び転倒してしまったんです。1周目には10番手ポジションをアップし、バイク交換もスムーズでした。ポジションをさらに1つ回復したものの転倒してしまったんです。」
「今年は転倒が多いですが、バイクのフィーリングは良いんですよ。過去3戦で3回転倒していますから、精神的に辛いものがあります。しかしムジェロでは力強く戦いたいと思います。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of suzuki-racing)