ミゲル・オリヴェイラは2021年ファクトリーライダーとしての初優勝を飾った。序盤はレースペースを抑えめに走行し、後半にしっかりとタイヤを温存したと語り、ファビオ・クアルタラロをパスした後は危なげない走りで優勝を手にした。新しいシャーシは過去に苦戦したトラックでも走りやすいそうで、テストライダーのダニ・ペドロサが得意としたザクセンリンクでのスピードにも期待が持てそうだ。[adchord]
落ち着いて走行を重ねた結果
ミゲル・オリヴェイラ
「素晴らしいレースでしたね。今日のレースで一番難しかったのは、メンタル面で落ちついてレースをすることでした。誰かの後ろについていってオーバーペースでタイヤを摩耗してしまう走りになってしまうのは簡単なことですが、落ち着いて走行を続けたことで結果を出すことが出来たと思います。」
「ファンの前でこうして優勝することは最高ですね。ファンを喜ばせるのがレースをする理由の一つでもありますからね。ファンがこうしていたほうがスポーツとしてもあるべき姿ですしね。ポルトガル国旗がスタンドで揺れているのを見るのは嬉しかったですよ。」
「優勝出来たからといって舞い上がらずにポイントを重ねていくことが重要です。いつもこういったレースは出来ないでしょうし、自分達の立ち位置をしっかりと確認しながら進んでいきたいですね。」
「次回のドイツで戦闘力を発揮出来ると思います。新しいRC16は、ムジェロのように過去苦戦していたサーキットでもフレンドリーなパッケージに仕上がっています。まだどうなるかわからないものの、楽しみにしています。月曜日のテストについては引き続き、変更点の確認作業などを進めることになるでしょう。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of michelin)