今週末はマルク・マルケスにとって連戦連勝を続けてきたドイツのザクセンリンクでのレースとなる。彼が得意とする左回りが特徴のコンパクトなサーキットで、左コーナーが圧倒的に多いことから、右肩の負担が少ないことが予想される。現時点ではバイクと支え合う関係にはなっていないと語るが、どのような形で走行が出来るだろうか。[adchord]カタルーニャテスト 11位マルク・マルケス「タイムを求めずひたすら走り込んだ」

フィジカル面では今までより良い形で戦えるかも

マルク・マルケス

「正直なところ、今週末は肩や腕の調子が良いと感じることが出来るかもしれません。このサーキットには左コーナーが多く、右コーナーは3つしかありません。ここに来て状況が大きく変わるとは思いませんが、フィジカル面については、他のサーキットよりもはるかに良くなると確信しています。フィジカル面の限界を感じずに走行出来るか楽しみです。」

「バルセロナテストはとても重要でした。ホンダにとっても重要でしたが、カメラ、プレッシャー、ラップタイムを気にせずバイクのことを理解する時間とすることが出来ました。もちろんホンダの情報収集のためにいろいろと試したのは事実ですが、自分自身のためにも様々なことを試してみて、それが良かったのだと思います。」
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「金曜日にはフラットトラック用のバイクを良い状態で走らせることができたので、一歩一歩、体の準備が整ってきていると感じています。しかし、最も重要なことは、モントメロでのMotoGPマシンテストで満足する走行が出来てことです。」

「去年ホンダはかなり苦戦していたし、今年はさらに苦戦しているように見えます。自分はいつも自分の枠の中で状況を分析しようとしますが、現時点では自分もバイクを助けることが出来ていませんし、バイクも自分を助けてくれる状態ではありません。だから結果が出にくい状況なんです。」

「しかしホンダ、HRC、チームも状況を改善させようと懸命に努力しています。2022年に向けて良い形で戦えるように努力を続けたいと思います。」

(Photo courtesy of HRC)