1周目に6位付近にまで浮上したビンダーは、その後しっかりとタイヤのグリップを温存することを意識して走行。最後までタイヤを保たせることに成功し、前を走るDucatiやアレイシ・エスパルガロをパスしてレースを終えた。2位を獲得したミゲル・オリヴェイラ同様に安定したレースを展開している。[adchord]ドイツGP4位 ブラッド・ビンダー「最後までタイヤを温存出来た」

スタートさえ成功すれば可能性があった

ブラッド・ビンダー

「今週は大きなチャレンジと言える状況でした。練習走行では後方でしたし、正直よい感触がまったくないと言える状況でした。MotoGPバイクをこの狭いトラックで走らせるために時間がかかりました。FP3までは全く乗り方やペースが掴めずだったんです。FP4で少し前進することが出来ましたね。今週のスタートを考えると素晴らしい終わりかただと思います。」
ドイツGP4位 ブラッド・ビンダー「最後までタイヤを温存出来た」
「今日はスタートさえ上手くいけば可能性があると思っていて、序盤はとにかくプッシュを続けたんです。今までのレースではリアタイヤが終わってしまうことが多かったので、今日はどのタイミングでラストスパートをかけるかの判断が難しかったです。バルセロナでは残り5周で完全にタイヤが終わってしまい、最後はバイクの乗せられている状況でした。今日はしっかりと最後までタイヤを温存出来たのが良かったと思います。」

(Photo courtesy of KTM)