ポルトガルで、現地時間土曜9時から開催となるエストリル12時間耐久の予選において、ヨシムラSERT Motulが予選3位を獲得した。昨日の初回予選において暫定予選3位を獲得したヨシムラSERT Motulは、決勝でも良い位置からのスタートとなり、表彰台獲得の期待が高まる。
最初に走行したのはグレッグ・ブラックで1.39.295を記録。2番手で走行したのはザビエル・シメオンで、1.38.738を記録。最後にスズキMotoGPチームのテストライダーでもあるシルヴァン・ギュントーリが走行。トラックの気温は上がっていたが、ブリヂストンタイヤは最高の性能を発揮。1.38.434を記録した。
チームマネージャー Damien Saulnier
「チーム全体が一週間の間に改善を続けられたことは、とてもポジティブなことです。3人のライダーが同じフィーリングでしたから、バイクの改善が極めて早く出来した。練習中から厳しい戦いになることはわかっていたので、予選3位はとても刺激的な結果でした。」
「ル・マン以来レースに出ていませんが、練習走行で良い感触が得られたことは、レースに向けての大きな希望となります。ブリヂストンタイヤはよく機能し、マシンは良い仕上がりで、ライダーも最高の状態ですから、素晴らしいレースに向けてすべてが整っていると言えます。できるだけ多くのポイントを獲得することが目標ですね。」
チームディレクター 加藤陽平
「エストリルサーキットはとてもいいコースですが、最初の数日間は風が強くて驚きました。今日はコンディションがとても良くなりましたが、マシンのセットアップには依然としてトリッキーなコースなので、一歩一歩前進していかなければなりません。」
「予選でもっと良い結果を出して、ポールポジションに近づきたかったのですが、バイクを準備するためにやるべきことがたくさんあったので、今回の3位は悪くない結果でしょう。」
ザビエル・シメオン
「ブリヂストンタイヤに関しては、何の参照点もないままスタートしました。ル・マンと比べるとテストは少し難しかったですね。マシンのセットアップには多くの時間が必要でしたが、最後の予選で一歩前進出来ました。まだ細かい部分で修正すべき点がありますが、方向性は間違っていませんね。」
シルヴァン・ギュントーリ
「最後の予選で努力が報われました。マシンはまだ改善すべき点があり、少しずつ前進しています。3番手タイムを獲得したことで、良いパフォーマンスを発揮できていることがわかり、とても励みになりました。明日のレースではさらに努力を続けなければなりませんが、もちろん表彰台を目指して戦います。」
グレッグ・ブラッグ
「ル・マンのときとは異なり、テストを行わずにポルトガルに到着しました。バイクは今回ブリヂストンタイヤを使用していますし、風が強く、昨日からは猛烈な暑さが続いていましたから厳しいコンディションの中でハードな作業が続きました。しかし、我々のチームは経験豊富ですから、レースでは良い結果が残せるはずです。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of suzuki-racing)