トプラック・ラズガトリオグルにチャンピオンシップリードを許した後、ジョナサン・レイはハットトリックによって、これに見事に応えて週末を終えた。
ジョナサン・レイは午前に行われたスーパーポールレースで優勝。マイケル・ルーベン・リナルディ、トプラック・ラズガトリオグルがこれに続いた。この3人は新開発のA0721 SC1 フロントを使用、リアには多くの選手がA0557 SCXデベロップメントタイヤを使用した。
レース2ではジョナサン・レイがスコット・レディング、ロカテッリを引き連れて優勝。午後のレースではより多くの選手が新開発のA0721 SC1 フロントを使用、リアには多くの選手がスタンダードSC0を使用した。スーパースポーツクラスではスイス人のドミニク・エガーターが4連勝を達成。300クラスではトム・ブース・アモスが優勝している。
WorldSBK Tissot スーパーポールレース
素晴らしいスタートをしたのはトプラック・ラズガトリオグルでトップに立つが、マイケル・ルーベン・リナルディからのプレッシャーを受ける。ジョナサン・レイはマイケル・ルーベン・リナルディを追って、3周目にオーバーテイクを成功させる。
ジョナサン・レイはトップに立ってからリードを拡大。後方では最後にマイケル・ルーベン・リナルディ、トプラック・ラズガトリオグル、ロカテッリが激しく争う展開。ヤマハの2人はそのまま2位、3位でゴールしたが、トラックリミットを超えたことで1ポジションずつ降格となり、Ducatiのマイケル・ルーベン・リナルディが2位、トプラック・ラズガトリオグルは3位となった。
WorldSBK Tissot スーパーポールレース結果
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
M. Rinaldi (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
T. Razgatlioglu (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
A. Locatelli (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
C. Davies (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
A. Bassani (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
T. Rabat (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
I. Viñales (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
L. Mercado (MIE Racing HONDA Team / Honda CBR1000 RR-R)
K. Nozane (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
A. Mantovani (Vince64 / Kawasaki ZX-10RR)
L. Cresson (TPR Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)
Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
[adchord]
WorldSBK レース2
トプラック・ラズガトリオグルが素晴らしいスタートをするも、GRTヤマハライダーのギャレット・ガーロフと接触。これでリタイアとなる。ロカテッリはレースをリードし、マイケル・ルーベン・リナルディ、アレックス・ロウズが後に続く展開。
その後ろではジョナサン・レイが好調なペースで走行。スコット・レディングにアタックすると、アレックス・ロウズにアタック、その後ロカテッリにアタック。後方ではチャズ・デイビスが浮上してきており、ジョナサン・レイもロカテッリを捉える。スコット・レディングもロカテッリを抜いて走行、ロカテッリは3位でレースを終えた。
WorldSBK レース2結果
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
A. Locatelli (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
C. Davies (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
M. van der Mark (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
M. Rinaldi (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
A. Bassani (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
T. Rabat (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
K. Nozane (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
L. Mercado (MIE Racing HONDA Team / Honda CBR1000 RR-R)
I. Viñales (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
A. Mantovani (Vince64 / Kawasaki ZX-10RR)
L. Cresson (TPR Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)
WorldSSP レース2
レースをリードしたのは抜群のスタートだったフィリップ・エッテル、エガーターとオデンダールが続き、クルーゼルもこれに続いた。中盤になるとエガーターがエッテルをパス。背後ではオデンダールがミスをして16位に後退。変わってクルメナッハーが3位に浮上した。順位は変わらずに、エガーターはこれで2勝目を達成した。
WorldSBK レース2結果
D. Aegerter (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R6)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
R. Krummenacher (EAB Racing Team / Yamaha YZF R6)
J. Cluzel (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
L. Bernardi (CM Racing / Yamaha YZF R6)
M. Gonzalez (Yamaha ParkinGo Team / Yamaha YZF R6)
C. Oncu (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
N. Tuuli (MV Agusta Corse Clienti / MV Agusta F3 675)
M. Alcoba (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
V. Takala (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
K. Manfredi (Altogo Racing Team / Yamaha YZF R6)
P. Sebestyen (Evan Bros. WorldSSP Yamaha Team / Yamaha YZF R6)
S. Odendaal (Evan Bros. WorldSSP Yamaha Team / Yamaha YZF R6)
S. Morais (Wojcik Racing Team / Yamaha YZF R6)
M. Fabrizio (G.A.P. MOTOZOO Racing by Puccetti / Kawasaki ZX-6R)
L. Taccini (Orelac Racing VerdNatura / Kawasaki ZX-6R)
E. Lahti (HRP Suzuki / Suzuki GSX-R600)
S. Frossard (Moto Team Jura Vitesse / Yamaha YZF R6)
L. Montella (Chiodo Moto Racing / Yamaha YZF R6)
M. Herrera (Biblion Iberica Yamaha Motoxracing / Yamaha YZF R6)
E. Montero (DK Motorsport / Yamaha YZF R6)
P. Szkopek (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
WorldSBK、WorldSSPにおけるライダー達のタイヤ選択
スーパーポールレースでは、多くの選手がジョナサン・レイがレース1で使用したタイヤを選択。グリッドの半分がA0721 SC1デベロップメントソリューション(オプションA)をフロントに、A0557 SCXデベロップメントソリューション(オプションB)をリアに使用している。[adchord]
レース2ではさらに多くの選手が, A0721 SC1デベロップメントソリューション(オプションA)を使用しているが、アルヴァロ・バウティスタ、野左根などはA0508 SC1デベロップメントタイヤ(オプションB)を使用。リアはジョナサン・レイ、スコット・レディングなど多くがスタンダードSC0(オプションC)を使用した・ロカテッリなどはリアにA0557 SCXデベロップメントタイヤ(オプションB)を使用している。
WorldSSPでは16名がスタンダードSC1(オプションB)を使用。残りが新しいA0640 SC1デベロップメント(オプションA)を使用した。スタンダードSC2(オプションC)を使用したのは、マイケル・ファブリツィオのみとなった。リアは15名がスタンダードSC0(オプションB)を使用している。表彰台の2名を含む13名はスーパーソフトSCX(オプションA)を使用した。
スーパーポールレースにおけるデータ
・PIRELLI BEST LAP AWARDはジョナサン・レイが6周目に記録した1’34.634で獲得。
・最高速度はスコット・レディングが4周目、ティト・ラバトが1周目に記録した289.5 km/h
・最も使用されたフロントタイヤは A0721 SC1デベロップメントタイヤ(19名中12名)
・最も使用されたリアタイヤは A0557 SC1デベロップメントタイヤ(19名中13名)
・使用可能だったソリューションはフロント7本、リア8本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は82本、フロント40本、リア42本。
・気温:22° C
・路面温度:37° C
WSBKレース2におけるデータ
・PIRELLI BEST LAP AWARDはジョナサン・レイが6周目に記録した1’34.698で獲得。
・最高速度はアルヴァロ・バウティスタが13周目に記録した294.3km/h
・最も使用されたフロントタイヤは A0721 SC1デベロップメントタイヤ(19名中16名)
・最も使用されたリアタイヤは スタンダード SC0タイヤ(19名中11名)
・使用可能だったソリューションはフロント7本、リア8本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は82本、フロント40本、リア42本。
・気温:23° C
・路面温度:32° C
WorldSSPレース2におけるデータ
・PIRELLI BEST LAP AWARDはドミニク・エガーターが13周目に記録した1’38013で獲得。
・最高速度はスティーブン・オデンダールが18周目に記録した251.2 km/h
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダード SC1タイヤ(28名中16名)
・最も使用されたリアタイヤは スタンダード SC0タイヤ(28名中15名)
・使用可能だったソリューションはフロント5本、リア5本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は57本、フロント28本、リア29本。
・気温:23° C
・路面温度:34° C
(Source: Pirelli)
(Photo courtesy of Pirelli)