今回のレースでは、チャンピオンシップにおいて2位でファビオを追走してきたヨハン・ザルコが決勝で結果が出ずに転倒。ファビオ・クアルタラロは単独でチャンピオンシップをリードした状態でオーストリアを後にした。雨が振ってからチャンピオンシップを意識した走行を行ったと振り返り、今までのスピードだけのファビオではないことを感じさせるレース展開だった。[adchord]
雨が降ってからチャンピオンシップを意識した
ファビオ・クアルタラロ
「ドライでの走行に関しては満足出来る内容でした。しかし、ウェットは週末を通じてスピードが足りない状況でした。ですからウェット走行については満足出来ません。ターン3のブレーキングのミスによって5つポジションを落としました。これは手痛いミスでしたが、依然として47ポイントのリードを確保してオーストリアを後にする事が出来ます。」
「通常オーストリアはポイントを失うトラックですからね。このトラックでマルク、ペッコ相手について行く事が出来たのは良かったと思いますし前進ですね。雨が降り始めるまではチャンピオンシップの事は考えていませんでしたけど、雨が降り出して危うい瞬間があって、マルクのピットインに続いたんです。」
[adchord]
「ピットアウトした後はチャンピオンシップの事を考えて走行し、結果がどうなるかと考えながらの走行でした。話題になっているオーバーテイクは、ストレートでホルヘが左、マルクが右にいて、ブレーキングでは限界までプッシュしました。」
「ホルヘ、マルク2人ともにブレーキングが強力な選手ですから、その2人をブレーキングでオーバーテイク出来たのには驚きです。自分自身のキャリアを振り返ってもベストと言えるオーバーテイクの一つだったと思います。」
「シルバーストーンは2019年にパフォーマンスを大きく改善していますし、大好きなトラックの一つですから、走行が楽しみですね。」
(Photo courtesy of michelin)