今期初優勝となったロッシ選手。やはりシャーシが変わったことによるフィーリングの向上が大きな要因のようです。今回ビニャーレス選手が転倒したことで、チャンピオンシップの行方も再びわからなくなってきました。
バレンティーノ・ロッシ
「チャンピオンシップにとってもそうですけど、こうしてナンバーワンという気持ちになれたという意味で、今回の勝利は非常に重要なものでした。自分はレースで優勝した後の4時間、5時間のフィーリングを感じるためにバイクに乗っているんです。それに今回こうして1年間勝利がない状態の後で優勝出来ると本当に嬉しいですね。今日はペトルッチやその他の皆とともに素晴らしいレースが出来ました。今日は技術的な面でもいろいろな作業が進んだので嬉しく思っています。新しいシャーシであれば、ようやく自分が思うようにプッシュ出来るようになりました。今年は1つのトラックから別のトラックに移動するだけで大きく変わるという事が良くわかりました。来週ザクセンリンクで戦闘力を発揮出来るかどうかですね。」
「アッセンではこれで10勝目ですし、バルセロナで10位を獲得した後のレースでしたから。ここは自分のお気に入りのトラックですから、こうして10度目の優勝が出来て嬉しいですね。今日は優勝出来るかもと思って、徐々にリードが広がっていったところで雨が降り出しました。小さなミスをして何もかも失ってしまうのは容易な状態でした。ダニロとのバトルの後は少し状況が落ち着いてきて、最後は2周プッシュしたんですが、それで十分でした。今年はトラックごとに大きく物事が変わってしまうのがわかりましたから、ザクセンリンクでも良い形でレースをするのが大事ですね。」
(※ザルコとの接触に関して)「彼は悪いやつじゃないんですけど、他のバイクとの距離感がわからないんでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)