マーべリック・ビニャーレスは次回のアラゴン戦からアプリリアでデビュー戦を迎える。8月31日からのテストでは、アレイシ・エスパルガロのセットアップのバイクを精力的に走らせ、バイクの理解に時間を使った。タイムは公開されていないが既に高速タイムが記録出来ているようで、アラゴンは得意としているサーキットだけに期待が高まる。
開発体制については、親しい友人、スズキでガレージを共にしたアレイシ・エスパルガロがチームメイトとなるため、ポジティブな雰囲気で仕事が出来るだろう。[adchord]
残り6戦走れるのは大きなチャンス
マーべリック・ビニャーレス
「アラゴンからアプリリアでデビュー出来るのは素晴らしいチャンスとなります。残りまだ6戦ありますからバイクを理解することが出来るでしょうし、2022年を良い形で迎えるにあたっては最高のアプローチでしょう。いずれにしても、アプリリアは今素晴らしい状況で、アレイシ・エスパルガロの表彰台獲得は本当に喜ばしいことです。」
「自分はアラゴンで良い成績を残していますが、まずはバイクに慣れること、バイクに乗ることを楽しみたいと思っています。オープンマインドでレースウィークエンドにアプローチ出来ればと思っています。ライディングを重ねてバイクのことを理解していきたいですし、いろいろなライディングスタイルを試してみたいと思っています。ライディングスタイルを大きく変えるのは難しいと思いますが、良い形で走行出来ればと思っています。」
チームメイトがアレイシというのは嬉しい
「アプリリアではアレイシ・エスパルガロがチームメイトになるということも嬉しいことの1つです。彼とは長年共に戦ってきたことがありますからね。アプリリアでは彼と共にプロジェクトを前進させることが出来ると思いますし、楽しみにしています。もちろん彼が自分をプッシュする状況がしばらく続くのは間違いないでしょうけど。アレイシは今、本当に速いですから。」
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「アレイシとはプライベートでも仲が良いですから、アプリリアにとっても開発の協力体制という意味でポジティブな要素だと思います。アレイシとは既に良い関係で仕事が出来ています。ヘルメットを被れば優勝を互いに目指すわけですけど、アプリリアをトップレベルにしていきたいという思いは共通ですから、ヘルメットを脱いだ後は、互いにしっかりと協力していく関係にあるわけです。」
ボックスの雰囲気はポジティブ
「ボックスの雰囲気は落ち着いていてポジティブですね。まずはアレイシのセットアップのバイクを受け取って、何回も走行を重ねています。エルゴノミクスの部分などもアプリリア側に情報を伝えて改善を進めていきます。今はまず違いを理解しつつ、バイクとも会話を重ねていこうとしている状況です。非常に楽しいですね。」
「ライディングを初めてすぐに良いタイムで走行出来たことには驚きましたが、まだ改善を続けていく必要があります。バイクのことをさらに理解するために、次回の走行が待ちきれません。」
(Source: aprilia)
(Photo courtesy of aprilia)