アルゼンチンのサン・ファン・エル・ビリカム・サーキットで開催されたレース1では、トルコ人ライダーのトプラック・ラズガトリオグルが優勝。ヤマハのラズガトリオグルは、2位のジョナサン・レイに5秒以上の差をつけ、3位にはマイケル・ルーベン・リナルディが入賞。
この勝利により、トプラック・ラズガトリオグルはジョナサン・レイとの差を29ポイントに広げ、ランキング首位となっている。WorldSSPでは、フランス人のジュール・クルーゼルが、マニュエル・ゴンザレス、カン・オンクを抑えて優勝。
ピレリ(Pirelli)にとって、2021年10月にサンファン・サーキットでレースが開催されたことは特別な意味を持っている。ピレリ(Pirelli)は10月にアルゼンチンでの事業開始から111年を迎え、メルロ工場にアルゼンチン初のモーターサイクル用タイヤの生産ラインを開設。これにより、ピレリはアルゼンチンで唯一の二輪車用タイヤメーカーとなり、ブエノスアイレス州にあるメルロ生産工場をさらに拡張し、アルゼンチンにおける戦略的プレゼンスを強化していく。
[adchord]
WorldSBKレース1
トプラック・ラズガトリオグルは最高のスタートからスコット・レディングを抑えて走り、スコット・レディングは1周目に転倒したことで最後尾となる。トプラック・ラズガトリオグルに続いたジョナサン・レイの背後では、バッサーニとアレックス・ロウズが続く。
9番グリッドからスタートしたマイケル・ルーベン・リナルディは、抜群のペースで6つポジションを上げ、最終的に表彰台を獲得している。これはDucatiにとってはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)で980回目の表彰台となり、スコット・レディングは、最後尾から追い上げて9位に入賞した。
WorldSBK レース1結果
T. Razgatlioglu (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
M. Rinaldi (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
A. Bassani (Motocorsa Racing / Ducati Panigale V4 R)
M. van der Mark (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
A. Locatelli (Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK / Yamaha YZF R1)
S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
T. Rabat (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
C. Davies (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
E. Laverty (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW M 1000 RR)
S. Cavalieri (Barni Racing Team / Ducati Panigale V4 R)
K. Nozane (GRT Yamaha WorldSBK Team / Yamaha YZF R1)
L. Mercado (MIE Racing HONDA Team / Honda CBR1000 RR-R)
C. Ponsson (Gil Motor Sport-Yamaha / Yamaha YZF R1)
M. Solorza (OUTDO TPR Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)
L. Ribodino (OUTDO TPR Team Pedercini Racing / Kawasaki ZX-10RR)
Rt. Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000 RR-R)
Rt. I. Viñales (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
WorldSSP レース1
最高のスタートを切ったのはジュール・クルーゼルで、4番グリッドからスタートしたカン・オンク、マニュエル・ゴンザレスが続いた。最終的にクルーゼルが優勝し、マニュエル・ゴンザレス、カン・オンクが続いている。
WorldSSP レース1結果
J. Cluzel (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
M. Gonzalez (Yamaha ParkinGo Team / Yamaha YZF R6)
C. Oncu (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
S. Odendaal (Evan Bros. WorldSSP Yamaha Team / Yamaha YZF R6)
D. Aegerter (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R6)
V. Debise (GMT94 Yamaha / Yamaha YZF R6)
P. Sebestyen (Evan Bros. WorldSSP Yamaha Team / Yamaha YZF R6)
N. Tuuli (MV Agusta Corse Clienti / MV Agusta F3 675)
G. van Straalen (EAB Racing Team / Yamaha YZF R6)
V. Takala (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
P. Oettl (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-6R)
H. Soomer (Kallio Racing / Yamaha YZF R6)
U. Orradre (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
M. Brenner (VFT Racing / Yamaha YZF R6)
S. Morais (Wójcik Racing Team / Yamaha YZF R6)
A. Gonzalez (VFT Racing / Yamaha YZF R6)
L. Taccini (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R6)
J. Buis (G.A.P. MOTOZOO Racing by Puccetti / Kawasaki ZX-6R)
Rt. D. Martinez (WRP Wepol Racing / Yamaha YZF R6)
Rt. R. De Rosa (Orelac Racing VerdNatura / Kawasaki ZX-6R)
Rt. M. Petratti (Yamaha MS Racing / Yamaha YZF R6)
Rt. L. Bernardi (CM Racing / Yamaha YZF R6)
[adchord]
ライダーが第1レースで選択したピレリのソリューション
WorldSBKのレース1では、21人のライダーがフロントにスタンダードSC1タイヤ(オプションA)、リアにスタンダードSCXタイヤ(オプションA)を選択。一方、ジョナサン・レイは、フロントにスタンダードSC2ミディアムソリューション(オプションB)、リアにスタンダードSCXを装着した。
WorldSSPレース1では、ほぼすべてのライダーがフロントにスタンダードSC1ソリューション(オプションA)、リアにスタンダードSCXソリューション(オプションA)を選択し、ウナイ・オランドレのみがリアにスタンダードSC0(オプションB)を使用した。
WSBKレース1におけるデータ
・PIRELLI BEST LAP AWARDはトプラック・ラズガトリオグルが2周目に記録した1’38.052
・最も使用されたフロントタイヤは スタンダード SC1タイヤ(21名中20名)
・最も使用されたリアタイヤは スタンダードSCX(21名中21名)
・最高速度はチャズ・デイビスが21周目に記録した315.0 km/h
・使用可能だったソリューションはフロント4本、リア5本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は57本、フロント28本、リア29本。
・気温:25° C
・路面温度:52° C
WorldSSPレース1におけるデータ
・PIRELLI BEST LAP AWARDはジュール・クルーゼルが5周目に記録した1’42.147
・最も使用されたフロントタイヤは スタンダード SC1タイヤ(20名中20名)
・最も使用されたリアタイヤは スタンダードSCX(20名中19名)
・最高速度はスティーブン・オデンダールが5周目に記録した273.6km
・使用可能だったソリューションはフロント4本、リア5本
・ライダーが使用出来たタイヤ本数は47本、フロント23本、リア24本。
・気温:23° C
・路面温度:47° C
(Source: Pirelli)
(Photo courtesy of Pirelli)