アドリア海リビエラに位置する全長4,226m(2.626マイル)のサーキットは、10の右コーナーと6の左コーナーで構成される非常にテクニカルなレイアウトになっています。高速コーナーと低速ターン、そして530m(0.329マイル)の短いストレートを備えるレイアウトは、フロントタイヤに極めて特別な要求を課します。
この週末のために選択されたMICHELIN Power Slickのタイヤレンジは、ここで最適なパフォーマンスをライダーたちに提供すべく設計されています。フロントタイヤには、ソフト、ミディアム、そしてハードが用意され、すべて左右対称設計です。これに対してソフト、ミディアム、そしてハードのリアタイヤは、右側をよりハードとした左右非対称設計となっています。これはコーナー数が多い中、27周で争わなければならないタイヤへのストレスを考慮してのものです。[adchord]
「サンマリノ・グランプリ」の舞台として知られるこのサーキットは、海岸近くに位置しており、一年のうちのこの時期に開催されるイベントは、しばしば雨に見舞われて来ました。それを踏まえてMICHELIN Power Rainがいつもの通り準備されます。
フロントには左右対称設計のソフトとミディアムが、そしてリアはこちらも右側をよりハードとした左右非対称設計のソフトとミディアムが用意され、ライダーたちに安定したグリップを提供できるよう準備されています。リミニ市に程近い位置にあるサーキットは2007年の選手権復帰以来、人気のサーキットとしてMotoGPの開催が続けられています。
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、昨年は入場数可能な観客数が1万人に制限されましたが、今年9月の開催時にはこれが拡大され、さらに2度目の開催となる今回は、ヒーローたちを応援できる人数が一日当たり3万5千人となります。
ミシュランモータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ
「ここミサノで先月開催されたレースでは、週末に3つの新しい記録が打ち立てられ、私はタイヤの性能に非常に満足することができました。これはコースレコード、レース中の最速ラップタイム、そしてレースタイムで、しかも1位と2位がわずか0.3秒という僅差でした。そしてそれぞれの選手が使用していたリアタイヤのコンパウンドは、バニャイア選手がソフト、クアルタラロ選手がミディアムと異なっていたのです」
「今回温度は若干下がるでしょうし、雨が降る可能性も高まると思いますが、私たちは先月のレースと同じレンジのタイヤを持ち込みます。私たちが用意するスリックタイヤとレインタイヤがライダーたちに限界までプッシュする機会を提供し、観戦するファンの皆さんには、天候にかかわらず素晴らしいレースをお楽しみいただけると私は確信しています」
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MotoGPは、10月22日金曜日に2回予定されているフリープラクティス・セッションから走行を開始します。フリープラクティスは土曜日にも2回行われ、公式予選へと続きます。そしてミサノ・グランプリ決勝は、10月24日日曜日、現地時間14時00分、日本時間21時00分にスタートします。
(Photo courtesy of michelin)