優勝したマルク・マルケス、それまでトップを走っていたフランチェスコ・バニャイアには離されたものの、安定したペースで上位を守り、2位を獲得したポル・エスパルガロ。レプソルホンダ移籍後初の表彰台となり、今まで信念を失わずに作業を続けてきた成果が実った瞬間となった。エミリア・ロマーニャGP 2位ポル・エスパルガロ「けして諦めずに作業を続けてきた」[adchord]

良いリズムなのはわかっていた

ポル・エスパルガロ

「この結果を得るのに時間がかかってしまいました。タフなシーズンの後に最高の結果でした。本当に大変なレースが続いていましたから。でもけして諦めずに作業を続けてきました。今はコロナの状況もあってホンダにとっても非常に大変な時期であることは間違いありません。その中でこうやって結果を出すことが出来て、これが大きな支えになったと思います。ホンダにとっては史上最も厳しいシーズンであったと言えると思いますから。」
エミリア・ロマーニャGP 2位ポル・エスパルガロ「けして諦めずに作業を続けてきた」
「良いリズムがあることはわかっていましたし、レース前半で良い走りが出来ると思っていました。テストでも良い結果を残していましたから。ただ、問題はフルタンクの状態でマルクのように他の選手をオーバーテイクすることが出来ないことだったんです。マルクはバイクの限界についてもしっかりと理解していますが、自分はそこまで序盤にリスクを取りたくないと思っていました。」

「序盤はミゲルの後ろについていきましたが、皆狂ったようにプッシュしているので、これは流石についていけないと思っていたんです。その後ミゲルを抜いた時点ではミゲルのほうが遅いペースでしたので、彼を抜くのに時間をかけすぎてしまいましたね。その後は自分に集中してプッシュを続けていると、多くの選手が転倒しているのがわかりました。」

「自分にとっては大きなキャリア変更となった中で結果を出せたことは本当に大きな意味を持ちます。レース史上最も偉大なチームに移籍して結果を出せたわけですから。このカラーで走るということは皆が結果を求めるわけで言い訳は通用しません。結果を出せば出すほどにさらに求められるチームでもあります。ハードワークが遂に報われましたね。今後もレプソルカラーで表彰台を獲得していきたいです。」

(Photo courtesy of michelin)