レイアウトは6つの左コーナーと11の右コーナー、そして507mの短いストレートからなる。ターン1とターン10のみハードブレーキングが必要で、他のサーキットのようなパワフルなバイクのアドバンテージはあまりない。インド洋の美しい景色を背景に、イコールコンディションに近いレースが期待される。
なお、インドネシアで二輪のグランプリレースが開催されたのは、1997年のセントゥール・インターナショナル・サーキットで、ストリートサーキットでレースが開催されたのは1986年のブルノ・グランプリが最後となる。[adchord]
テストで得られたデータをもとに、ミシュランはレースウィークエンドにソフト、ミディアム、ハードのミシュラン・パワースリックと、追加でハードのフロントタイヤが持ち込まれる。フロントタイヤはすべて左右対称タイヤとなる予定だ。リアタイヤは通常の3種類で、タイヤ右側が硬めのコンパウンドとなる非対称タイヤとなる。
この地域は現在は雨季のため、ミシュランパワーレインのソフト、ミディアムコンパウンドも用意される。
ミシュラン・モータースポーツ2輪マネージャー ピエロ・タラマッソ
「タイヤの観点からはテストは素晴らしい内容で終えることが出来ています。テストでの経験から、レース時点では新しい路面となり、高速のレイアウト、高い気温のために、タイヤには負担がかかりタイヤがオーバーヒートすることがわかっています。」
「ですから、テスト中にグリップレベルと安定性が非常に高かったコンパウンドはそのままに、より効果的に温度をコントロールするための特別なタイヤを準備しました。レースウィークではコースが再舗装されていることも有利に働くでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)