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王者ヨシムラSERT Motul ル・マン24時間耐久ロードレースで優勝

王者ヨシムラSERT Motul ル・マン24時間耐久ロードレースで優勝フランスのル・マンで開催された世界耐久選手権(EWC)開幕戦、ル・マン24時間耐久ロードレースにおいて、ディフェンディング・チャンピオンのヨシムラSERT Motulが優勝を果たした。

グレッグ・ブラック、シルヴァン・ギュントーリ、ザビエル・シメオンは、合計で840周、ピットストップは23回だった。予選2番グリッドからスタートしたブラックは、GSX-R1000Rスズキを駆ってホールショットを奪うと、1コーナー立ち上がりで一気に相手を突き放した。[adchord]

レースの大半を3番手で終えたチームは、土曜日の夕方にはトップに浮上。素晴らしいレースプランと信頼性の高いマシン、チームの技術スタッフによる迅速で効率的なピットストップで、レースをリードした。

ブラックは夜明けと共に1.36.195というラップレコードを樹立。レースは8回もセーフティーカーが導入される厳しいレースだったが、大きなミスもなくレースを続けた。2回目のセーフティーカー導入時にはシルヴァン・ギュントーリが燃料切れするというトラブルもあったが、チームは完璧なバックアップでこれに応えた。

チームは予選、8時間経過時点、16時間経過時点で合計23ポイントを獲得。さらに優勝で40ポイントを獲得し、今回のレースで合計63ポイントを獲得した。次回のレースは6月4日、5日にかけてベルギーで開催さえるスパ24時間耐久だ。

ダミエン・ソルニエ チームマネージャー

「最高の1週間、素晴らしいレースでした。チームのパフォーマンスの高さに感心しましたし、3名のライダーの仕事ぶりには感服です。チームの技術スタッフ、日本の吉村スタッフ、ル・マンのSERTチームの仕事ぶりも誇りです。今回のレースは素晴らしい出来で、皆が満足しているでしょう。」

加藤 陽平 チームディレクター

「素晴らしい結果で2年目のシーズンをスタートできたことを嬉しく思います。チーム全員の仕事にも満足しています。冬の間、我々は2022年シーズンに向けて多くの努力をしてきましたが、それが今回のレースでは実を結びました。昨年、ル・マン24時間で優勝したときと同じチームですが、彼らの賢明な作業が優勝という形で報われましたね。」

グレッグ・ブラック

「ル・マンでは良い成績を残していますから、スタート担当は想定内でしたが、今年は少し状況が違っていました。今年レース数週前の走行で大クラッシュをしてしまい、かかとを骨折していました。」

「しかし、怪我をなんとか乗り越えていいスタートを切ることができた。レーススタート後は最初から最後までハイペースで、素晴らしいレースとなりました。強力なライバルが大勢いましたから、全てのスティントで全力を尽くして走行する必要がありました。チームメイトもとても素晴らしい走りで、チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれました。」

ザビエル・シメオン

「最大限の周回数と最小限のピットストップを可能にするために、チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。コース上では、マシンは卓越したポテンシャルを発揮しました。おかげで信じられないようなラップタイムを記録することが出来ました。」

「グレッグはレースで絶対的な記録を更新しましたしね。しかしゴールまで激しくプッシュしなければならなかったのでタフなレースでしたね。」[adchord]

シルヴァン・ギュントーリ

「2021年とは全く異なる勝利だと思います。今回のレースは非常に難しく、ここで勝利を収めるには、スピード、戦略、チーム全体が完璧に機能していることが必要でした。バイクの燃費も良かったですし、これもまた重要な役割を果たしました。今週末はすべてを出し切り、今日こうして優勝トロフィーを持って帰れることを誇りに思います。」

(Photo courtesy of suzuki-racing)

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