レプソルホンダのアルベルト・プーチは、今年前半戦の成績を振り返って明らかな戦闘力の不足を感じていると語る。マルク不在、そして新たな手術のために長期離脱が決定的な状況で、後半戦をどう戦っていくのか、来年残留はないと思われるポル・エスパルガロ、中上 貴晶、そして来年Ducati陣営となるアレックス・マルケス、開発ライダーのステファン・ブラドルの体制で、後半戦にどこまで有用なデータを蓄積出来るだろうか。[adchord]
ホンダはけして諦めない
アルベルト・プーチ
「ホンダに関しては良い前半シーズンだったとは全く思いません。明らかなのは戦闘力が不足している事実です。いろいろな見かたができると思いますが、私たちは結果を改善する必要があります。ホンダは決してあきらめません。重要な事は解決方法を探すことをあきらめないことなんです。今までもこれ以上に危機的な状況もありましたからね。」
「もし可能ならマルクが夏休みの後にバイクを再び操縦出来るといいですが、最も重要なことは彼の腕がしっかりと回復することです。ホンダに関してはマルクが怪我をするまでは良い状況でした。それまでは他のライダーはともかくマルクは勝ち続けていたんです。しかし今はそういった状況ではなくなったので、考え方を少し変える必要があるかもしれません。」
「バイクの熱量に関しては苦戦を続けています。ライダーの腕、足にとって良くない状況であることは認識していますし改善作業を続けています。ザクセンリンクのように温度が高い日については、ライダーが操縦することが難しい状況にあるのは事実です。」[adchord]
「スズキの撤退を受けてスズキライダー達が来年に向けてすべてのメーカーと話をすることは当たり前です。ホンダに関しても来年のラインナップを決めるのに、通常以上に時間をかけようと考えています。サテライトチームはルチオ・チェッキネロが人事決定をするわけですが、Moto2からのライダーの獲得も含めて日本も交えて話し合いをすることになるでしょう。」
(Photo courtesy of HRC, michelin)