ワールド・ドゥカティ・ウィークで開催されたLenovo Race of Championsには、MotoGP、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)から各選手が参戦。ミサノで開催されたレースでDucatiレノボチームのフランチェスコ・バニャイアが圧倒的な強さで優勝した。

フランチェスコ・バニャイアは練習走行でもトップタイム、ポールポジションを獲得してレースに挑んだ。レースは全8周のスプリント形式で、スタート直後からトップに立ったフランチェスコ・バニャイアは、終始トップを走行。後続の選手を引き離して独走で優勝。

2位はルカ・マリーニ、3位マルコ・ベッツェッキとなり、MotoGPクラスの選手達がスピードを見せつけた。レースはドゥカティ・パニガーレV4 Sに乗る15名のライダーに加え、5名がパニガーレV2が参加した。V2カテゴリーの優勝者は、イタリア人ライダーのフェデリコ・カリカスロとなった。[adchord]

クラウディオ・ドメニカリ(ドゥカティ・モーターホールディング社CEO)

「ドゥカティの全ライダーがレノボ・レース・オブ・チャンピオンズで互いに競い合うのを見るのは、本当にエキサイティングなことでした。このようなユニークなレースは、私にとっての夢であり、今日ミサノに集まったすべてのドゥカティスタ、そして自宅からライブ中継を見たすべてのドゥカティスタにとっても夢であったと思います。」

「ほとんどのライダーがパニガーレV4をトレーニングマシンとして使用しており、良いフィーリングを感じています。彼らは常にバイクを改良するためにアドバイスをくれますが。

「スリックタイヤとレーシングエキゾーストを装着したマシンで、今年のスーパーバイク選手権でポールポジションを獲得したタイムから、フランチェスコ・バニャイアがわずか2秒半のタイムとなる1分35秒8を記録したことは、このマシンの継続的な進化を示しています。」

「非常に暑い中でレースが開催されたことを考えると、こうした結果は、さら素晴らしい結果だと言えるでしょう。ペッコをはじめ、表彰台に上ったルカ・マリーニ、マルコ・ベゼッキ、ハードにプッシュし、素晴らしいレースを展開し、私たちを楽しませてくれた他のすべてのライダーたちにもおめでとうと言いたいです。」

フランチェスコ・バグナイア

「今日の午後は本当に楽しかったです。ドゥカティスタの前でレースができたことはとてもエキサイティングでしたし、ファンの皆さんにユニークなショーを見せられるよう、一生懸命に頑張ろうと思いました。もちろん、こうして優勝出来たことは大きな喜びです。ファンのみなさんの温かさと、情熱に感謝しています。」

フェデリコ・カリカスロ

「本当に素晴らしく楽しいレースでした。スピネリとは何度も抜きつ抜かれつを繰り返しましたが、最終的にはゴールへのスパートで自分が上回りました。世界選手権のレースペースから1秒強の差で、本当に速いラップタイムでした。市販のバイクでレースを戦ったことを考えると、本当に信じられないラップタイムです。応援に来てくれたドゥカティスタの皆さん、ありがとうございました。」

(Photo courtesy of Ducati)