マーべリック・ビニャーレスは、トラブルでのリタイアの過去もあってか今回スタートでフロントのみスタートデバイスを使用。ファビオとのセッションもあって序盤は混乱があったものの追い上げを開始。ジャック・ミラー、ホルヘ・マルティンとのバトルもありながら最後はペッコを追い詰める走りを披露した。着実成績を積み上げて再び表彰台を獲得している。[adchord]
今日は2位でも満足すべき結果と言える
マーべリック・ビニャーレス
「残り2周でアタックを開始しましたが、ペッコが素晴らしい走りでしたね。ターン1でリアタイヤが流れてワイドになり、後ろを振り返るとジャックが仕掛けてきていました。こうした状況で今日は2位という結果に満足すべきでしょうね。毎回ポテンシャルを感じて走行していますし、アプリリアと共に素晴らしい走行が出来ています。連続表彰台ですし良い流れです。まだバイクは完璧ではなく、自分もベストに近づこうとしています。バイクをさらに学んでオーストリアが待ち遠しいですね。アプリリアもスピードを発揮出来るでしょうしね。」
「アプリリアを疑ったことはありません。いずれに時間が経てば結果は出せると思っていました。トップで戦い優勝を争うポテンシャルはあると思っていましたし、それを証明出来ています。まだ100%ではありませんが、引き続きライディングを続けて集中していきたいですね。」
「今回はスタートデバイスに関してチームと相談してフロントのみを使用していました。スタートではファビオとラインが高速してスロットルを戻した瞬間がありました。しかしこれは通常のレースで起き得るトラブルです。でもレースには影響はなく、残り10周まで待ってプッシュを開始したんです。あと1周あればと思いましたが、今日は2位で満足すべきでしょう。今までは10位、12位という結果でしたから。」
「残り4周でリアが流れるようになってきました。残り10周でプッシュを開始したんですが、おそらくプッシュしすぎたんでしょうね。今のチームでは正しく集中すべきところにフォーカス出来ています。新しいバイク、新しいチームですから慣れるには時間がかかりましたけど、これからさらに前進すべき時です。優勝出来るまでこの作業を続けていきます。」
「今日の結果を見ればわかる通り結果的に優勝したのはDucatiですから、改善が必要なポイントは色々とあるわけです。自分自身のライディングも改善が必要ですし、自分の限界はまだ先にあります。今は正しいプロセスに従って進んでいる状況で、2位、3位を継続して獲得していきたいと思っています。トラクションはレース終盤にしっかりとありますし、こうして良い走りを続けている状況を分析していきます。」[adchord]
「アプリリアの目標はどのトラックでも安定して結果を出せるバイク、チームを作ることです。モンメロテストの後にバイクのフィーリングが向上していているんですよね。今日は本当にレースが楽しかったです。リンス、マルティンとも良いバトルが出来ましたし、スピードをなかなか発揮出来ずフロントに出るのに時間はかかったものの良いレースが出来たと思います。ただ、ジャックの後ろで走行している時は、ポケモンウイングに笑ってしまいましたけどね。」
(Photo courtesy of michelin)