レッドブル・リンクで決勝レース中に怪我をしたジョアン・ミルは、次回のサンマリノGPを欠場する。このジョアン・ミルに変わって参戦するのが、鈴鹿8耐でも活躍した渡辺一樹選手だ。現在31歳の渡辺一樹選手は、今年日本で開催となった鈴鹿8耐で、チームメンバーの怪我により2名体制で挑んだレースで見事な走りを見せ、チームを表彰台に導いた。また全日本選手権においてもGSX-R1000Rで活躍を続けている。

今回の代役は鈴鹿8耐の怪我で出場が出来ないシルヴァン・ギュントーリを初め、様々なライダーの中で検討された結果だと思われる。渡辺一樹選手自身、250ccクラス、Moto2クラスでの出走経験はあるが、MotoGPクラスでの走行は今回が初めてのチャレンジとなる。

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最大限の走りをしたい

渡辺一樹

「何よりもジョアン・ミルがすぐに回復出来ることを祈っています。彼は素晴らしいライダーですから、すぐにトラックに戻ってくれることを期待しています。ミサノでの代役の連絡をもらった時は本当に嬉しかったです。MotoGPバイクをトラックで走らせることが出来るのは最高の経験ですし、最大限の走りをして、この機会を与えてくれたチームに恩返しをしたいと思います。」

GSX-RRは全く異なるチャレンジ

リヴィオ・スッポ

「ミサノでジョアン・ミルが走行出来ないのは非常に残念です。彼が直ぐに回復してくれることを何よりも祈っています。同時に渡辺一樹がチームに加わることを嬉しく思います。彼はスズキのバイクに関して知識が深く、全日本でも活躍しています。直近では鈴鹿8耐での活躍が目立ちましたね。GSX-RRは全く異なるチャレンジですが、渡辺サンが経験を十分に発揮出来るように万全のサポートをしていきたいと思います。」

(Photo courtesy of Suzuki)