マルク・マルケスは火曜日と水曜日に行われるテストへの参加が決定している。主には腕の回復具合を確認することが第一となり、火曜、水曜両日程を走行するために、火曜日の走行は軽いものになりそうだ。ホンダにとっては2023年型の開発の方向性の意味でもマルク・マルケスのテスト参加は重要となるが、バイクの特性を理解するレベルまでマルクがプッシュ出来る状態なのかは不明だ。

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新しいパーツなど試す余地があれば試したい

マルク・マルケス

「ドクターから正式に許可が出たことが嬉しいです。スペインのドクター達はリハビリに関して非常に厳しいんです。すでにバイクでのトレーニングもしていますし、ある程度悪くない走行が出来ています。100%には遠いですが、1年半まではほぼ片方の腕でバンク角度34°で走行していたわけですから。」

「これからバイクでのポジションの確認、筋肉の調整など含めて調整を進めていきます。火曜日、水曜日両日で乗れるかわかりませんが、火曜日に走行して水曜日にどう感じるかでしょう。自分にとっても本当に重要なテストですが、ホンダにとっても重要なテストです。もし新しいパーツを試す余地があれば試したいですね。」

「テストはそもそも1日中ライディングは出来ないでしょう。プランはまだわかりませんが、ラップを何周も重ねるつもりはありません。水曜日もライディングしたいと思っていますからね。テストでレベルを確認出来ると思います。すぐに復帰したいと思っていますが、レースウィークの走行とテストの走行は異なるものです。リハビリの進行具合によっては今年レースをするかもしれません。」

「チームと細部の確認を進めていますが、そもそも自分がしっかりと新しいパーツなどをテスト出来る状態かはわかりません。パーツのテストをするには、ある程度のレベル、ペースで走行出来ていないと意味がありませんからね。しかしチャンスがあれば当然テストはしたいと思っています。」

(Photo courtesy of michelin)