序盤はジャック・ミラーと共にレースをリードしたホルヘ・マルティンは、リアにミディアムを使用していた。リアにハードを履いたブラッド・ビンダーは、ホルヘ・マルティンとの徐々に詰めて最後にオーバーテイク。後ろを走りながら自分の強みと弱みを分析しつつ、ハードタイヤのメリットを活かした形で2位を獲得している。

ハードリアタイヤを履かせてくれたチームに感謝

ブラッド・ビンダー

「自分とチームにとって間違いなく最高の週末だったと言えるでしょう。今シーズンは本当に努力を続けてきましたし、その中であまり良い結果を残すことができていませんでした。こうして表彰台に戻れた事は本当に嬉しいですね。」

「序盤はどこまでプッシュできるかわからなかったんです。ジャック、ホルヘを追いながら、自分がどこでタイムを失っているか、稼いでいるかを理解しながらの走行でした。」[adchord]

「レースを走行しながらフィーリングがどんどん良くなっていきました。レース前にハードリアタイヤを使用するように自信を持たせてくれたチームには本当に感謝しています。今回はこの表彰台をなんとしても獲得したいと思っていましたから、本当に本当に嬉しいです。」

「ウォームアップ走行に関してあまり良い走りができていませんでしたが、レース最初の10周でリアタイヤの感触を確かめながら走っていたと言えるでしょう。」

「前を走るホルヘはほとんどミスをしませんでした。自分も追いついてはミスをしてということをしていましたね。残り5周の段階で彼のタイヤがかなりスピンしていて、自分よりも明らかにソフトなタイヤであることがわかっていました。」

「このトラックではブレーキングで強みを発揮出来ていましたから、ターン1でしかけました。今日のジャックは別次元の速さでした。来年彼がチームメイトなのは嬉しいですね。」

「バイクの改善はずっと続けていますが、過去2回のレースに関してはトラックとの相性が良かったことが大きかったと思います。しかし、同時にチームの努力も素晴らしいもので、チームが調整してくれたことで、ウェットで素晴らしい走行が出来ました。」

「今回はストレートからのブレーキングでフロントのロックに苦戦していましたが、チームが変更をしてくれたことで、ロックに至るまでの過程でコントロールが出来るようになったんです。」

(Photo courtesy of KTM)