序盤はフロントでジャック・ミラーと走行を続けていたホルヘ・マルティンだが、ジャック・ミラーのペースにはついていけず、その後はタイヤを温存しながらの走行となった。しかし中盤以降にリアのミディアムタイヤの温存が厳しくなってブラッド・ビンダーに抜かれての3位。とは言え、久しぶりの表彰台には満足していると語る。
残り14周ほどでタイヤが厳しくなった
ホルヘ・マルティン
「今日は非常に良い走りができましたが、ウォームアップ走行でハードリアを試さなかったことを悔やんでいます。ジャックを追う中でタイヤを温存して走行していましたが、ペースが早かったため少しスローダウンしました。終盤まで走り切るためにペースを考えて走行していたんですが、残り14周ほどでタイヤが厳しくなってしまいました。」
「ブラッド・ビンダーに距離をとって走行していたつもりでしたが、残り2周か3周のところで彼に抜かれてしまいました。2位の方が結果としては良かったわけですが、久しぶりに表彰台を獲得できたことが嬉しいです。」[adchord]
「ブレーキングでフロントの自信が持てないでいたんですが、ここ最近の走行の中で自信を持つことができています。タイでもレースが楽しみです。」
「残りが12周ほどの段階でエンジンブレーキにトラブルが出たようで、あやうく転倒しそうになりました。あの時点ではブラッドとの差は3秒近くあったんですが、それ以降は最終セクターは異なるギアで走行をしていたんです。周回ごとに0.2秒ほどは失っていたと思います。こうした問題はあれど表彰台を獲得出来たことが嬉しいですね。」
「ブラッドはハードを使用していると思っていました。ブレーキングで粘り、しっかりと加速するようにしていましたが、彼の方がエッジグリップがある事は明らかでしたね。新型のデスモセディチは正直ベースセットアップで未だに苦戦しているんです。ペッコとジャックは2019年型よりも20mは先でブレーキングしている印象なんです。」
「自分は一体どうしたらそんなに深くでブレーキングが出来るのか理解しようとしていますし、毎回セットアップが見つからずに苦戦をしています。ベースセットアップがあって、そこから微調整をしていける状態にはなっていないんですよね。」
(Photo courtesy of michelin)