ミシュランのピエロ・タラマッソによると、フィリップアイランドは気温が低く風も強いため、フロントは非常にソフトなコンパウンドを使用しているという。FP1、FP2で転倒がなかったことからもタイヤの貢献度が大きいことがわかる。[adchord]
フロントは3種類のタイヤいずれのタイヤでもレースは可能
ピエロ・タラマッソ
「昨日はドライでの走行が出来ましたから、前後3種類のタイヤが使用されています。フロントは3種類のタイヤが使用可能だと思います。ソフトであっても大丈夫でしょう。ここではハードブレーキングが必要ありませんからね。ミディアムはより安定感がありますし、ハードタイヤはマルクのようにハードブレーキングをするライダーにオススメです。」
「リアはソフトかミディアムでしょう。ミディアムは2019年もレースで使用されていますから、レースディスタンスでも問題はないと思います。ソフトは昨日は非常に消耗が大きかったですし、5周ほどでライダー達もかなりの摩耗を感じたようです。ハードリアは今の気温で使用するのは難しいでしょう。最低限トラック温度が32度は無いとハードリアタイヤを使用するのは難しいと思います。」
「フロントのアシンメトリックタイヤ(左右非対称)は十分にグリップを発揮しています。昨日は転倒がありませんでした。フロントタイヤに関してはこのトラックだけに使用するソフトコンパウンドを使用しています。」
「トラックに出ていくライダーの空気圧は2.5barですが、ボックスに帰ってくる時は1.9bar程度になっています。これはブレーキングがほぼないこと、冷たい空気でタイヤが冷えることなどが原因です。これだけフロントタイヤに関しては厳しい環境なんです。」
(Photo courtesy of michelin)