ファビオ・クアルタラロは昨日のセッションで左手指を負傷。クラッチはスタート以外は基本的に使うことがないため心配はしていないというが、それよりは土曜日の走行内容のほうがショックは大きい。チャンピオンシップを考えてもプッシュするしかない状況だ。[adchord]

指よりも予選結果のほうがショック

ファビオ・クアルタラロ

「左手指の骨折よりも今日のセッション内容のほうがショックです。スピードがありませんでしたし、今日のセッション開始を遅らせる戦略もあまり良くなかったですね。クラッチを使う必要がほぼありませんから、指は問題ありません。」

「今日はペッコ、アレイシ・エスパルガロも予選結果が良くなかったので、自分達にチャンスがありました。しかしそれをものに出来なかったんです。レースがどうなるかわかりませんが、予選のフィーリングが悪かった理由を探る必要があります。ペースは悪くないんですけどね。タイムアタックではタイムが出ませんでした。」

「今朝のタイムアタックの段階ではさほど悪くありませんでしたが、転倒の後にベストなレベルでライディングは出来ていません。予選では奇妙なフィーリングがありました。2回目の走行では何かが不足している状態でした。」

「フランコは今週末スピードを発揮しているので、彼の走りは彼のためにも嬉しいですね。それに彼のデータを分析することが自分にとっても助けになるでしょう。しかし、彼は明日2回のロングラップペナルティーがありますから、かなりのタイムを失うでしょう。」

「明日は、起きたことをすべて忘れて全力を尽くすだけです。何としてもベストを尽くす必要がありますが、それでどういったレースが出来るか次第ですね。2021年のミサノでは15番手からのレースもありましたからね。」

(Photo courtesy of michelin)