マレーシアGPの決勝結果だ。優勝したのはフランチェスコ・バニャイア、2位エネア・バスティアニーニ、3位ファビオ・クアルタラロとなり、2022年のMotoGPクラスタイトル決定は最終戦に持ち越された。

レースはポールポジションのホルヘ・マルティンがレースをリードするが、フランチェスコ・バニャイアは人生最高と語るスタートを決めてレースをスタート。ペースを上げるホルヘ・マルティンが転倒するとフランチェスコ・バニャイアは1位でレースを進行。

その後エネア・バスティアニーニが仕掛けて前に出るが、フランチェスコ・バニャイアは再び抜き返してそのまま走りきって優勝。しかしエネア・バスティアニーニも最終ラップまでいつでもアタックするという姿勢で、スリリングな展開となった。[adchord]

ファビオ・クアルタラロは12番手から抜群のスタートでフロント争いに加わると、Ducatiの2人に迫る走りで3位を獲得。

4位はマルコ・ベッツェッキ、5位アレックス・リンス、6位ジャック・ミラー、7位マルク・マルケス、8位ブラッド・ビンダー、9位ヨハン・ザルコ、10位アレイシ・エスパルガロとなった。

なお、最終戦を前にフランチェスコ・バニャイアとファビオ・クアルタラロのポイントさは23ポイント。タイトルはほぼ決まったと言えるが、フランチェスコ・バニャイアが転倒、ファビオ・クアルタラロが優勝するとファビオ・クアルタラロが逆転のタイトル獲得を決めることになる。

今回も2つのロングラップペナルティーをレースで消化したフランコ・モルビデッリは、最終戦でアレイシ・エスパルガロに突っ込んで事によって3グリッド降格のペナルティーを受ける。

優勝フランチェスコ・バニャイア

「今日は人生最高のスタートでした。最初のブレーキはハードに突っ込んだんですが、ホルヘを追うのはリアタイヤにかなり厳しかったのでペースを落としたんです。彼の転倒は残念でしたが、チャンピオンシップにおいて最高のライディングでした。今シーズン7勝目ですから嬉しいですね。」

2位エネア・バスティアニーニ

「ペッコを最終ラップに抜こうとしていましたが、トラクションが残っていませんでした。ブレーキは最高だったんですが、ペッコと良いバトルが出来ましたね。最終戦はランキング3位を狙っていきます。」

3位ファビオ・クアルタラロ

「最高の気分です。久しぶりの表彰台ですね。これ以上は無理でしたね。Ducatiも良いレースでしたが、自分も最高のレースでした。シーズンベストと言えるライディングでした。チャンスは本当にわずかながら最終戦まで望みを繋げましたね。」