MotoGP、ダカール・ラリー、モトアメリカで活躍したダニーロ・ペトルッチが、2023年にFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦する。参戦するチームは彼にとっては古巣でもあるBarni Ducatiだ。

ダニーロ・ペトルッチはもともと2007年にヤマハでスーパーストック600に参戦、2010年には1000ccクラスに活躍の場を移し、Team Pederciniでカワサキ、Barni DucatiでDucatiから参戦。10戦の中で4勝、6回ポールポジションを獲得、ランキング2位となってMotoGPデビューを果たした珍しいキャリアの選手だ。[adchord]

MotoGPでは10年間を戦い、2019年のムジェロ、2020年のルマンで優勝。キャリアの殆どをDucatiで戦い、最後のシーズンはKTMで戦い、スズキ最後のレースとなった2022年はワイルドカードでの参戦をしている。MotoGPでのキャリア引退後は2022年初頭にダカール・ラリーに参戦。まさかのステージ優勝を実現している。また直近ではモトアメリカに参戦し、シリーズ優勝争いをしていた。

このチャンスを断ることは出来なかった

ダニーロ・ペトルッチ

「Barni Ducatiに戻れて本当に嬉しいです。2011年は自分にとって最高のシーズンでしたが、なによりもパニガーレV4Rという高い戦闘力を持つバイクで、この選手権に参戦出来るチャンスを逃すわけにはいきませんでした。参戦したことがないカテゴリーですから、今から参戦が楽しみです。この機会を与えてくれたBarni Ducati、契約実現に向けて動いてくれた皆に感謝したいと思います。」

ダニーロを迎えることが出来て嬉しい

チームマネージャー マルコ・バルナボ

「ダニーロを再びチームに迎えることが出来てとても嬉しいですね。彼の才能については議論の余地はありません。FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)での経験が多い選手達が相手ですから苦戦をすると思いますが、彼のモチベーション、我々のハードワークがあれば、きっとうまくいくでしょう。この新しい冒険を支えてくれたスポンサーの皆さん、Ducatiに感謝しています。」