FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のオーストラリアでの開幕戦を数週間後に控え、パタ・ヤマハ・プロメテオンWSBKチームは2023年の参戦体制とカラーリングを公開した。ライダーはチャンピオン奪還を狙うアルヴァロ・バウティスタ、そしてアンドレア・ロカテリの2名。カラーリング自体は昨年よりもホワイトの面積がやや増えている。

トプラック・ラズガットリオグルは昨年はゼッケン1を使用していたが、今年は今までのゼッケン54に戻る。圧倒的な加速、ストレートスピードを誇るDucatiに、ヤマハそしてカワサキがどう立ち向かうかが注目のシーズンとなるが、トプラック・ラズガットリオグルは超アグレッシブなブレーキングで今年もトップ争いを展開してくれるはずだ。[adchord]

トプラック・ラズガットリオグル

「今年の目標は可能な限り多くのレースで優勝することです。ヤマハとチームがこの冬に行った作業には満足しています。久しぶりにバイクに乗れたことも満足ですが、テストを通じて様々な改良を進めていきます。ヘレスはラップレコードに迫るタイムとなりました。引き続き改善作業が必要ですが、もうすぐレースの準備が整うと言えるでしょう。」

アンドレア・ロカテリ

「この冬休みは短くライダーにとっては良かったですね。一歩ずつ前進したいと思っていますが、今年は良い結果を残せると思います。昨シーズンはトップライダー達との差を詰めることが出来ていますし、今年はトップライダー達と表彰台争いをしたいと思います。ポルティマンではやるべきことがありますが、開幕戦のオーストラリアは非常に楽しみです。このチームで3年目を迎えることが出来て嬉しいですね。

ポール・デニング

「2022年に14勝したことは大きな成果でした。ミラノにあるヤマハのR&Dとチームは、トプラックとロカテリがR1の長所を最大限発揮出来るように改良を進めてきました。トプラック・ラズガットリオグルの目標は明確で、タイトルの奪還です。チームとしてもパーフェクトなシーズンを実現する必要があります。アンドレアは最終戦で大きく成長した姿を見せてくれました。2023年は彼がさらにレベルアップすることを願っています。」

(Photo courtesy of yamaha)