昨年と比較してエンジンの改善でトップスピードが大幅に向上したヤマハではあるが、重要なのは最高速だけではなく、そこに到達するまでの時間(加速)、そして電子制御を含めたパワーデリバリーとなる。また、今年はスプリントレースが導入されることもあり、昨年以上に予選順位が重要になってきている。テストの中ではタイムアタックに大きな課題があるように見えたヤマハだが、開幕戦でどのような走りを見せられるか。[adchord]

エンジンの改善はまだ不十分

ファビオ・クアルタラロ

「多くの新しいアイテムがありましたが、最終的には昨年のベースセットアップに戻しています。新しいアイテムが機能しているのか正直確認が難しい状況のため、昨年のセットアップに戻したという背景なんです。もちろんトップスピードは改善していますし、全体的に前進しているんですが、今後さらに評価をしていきたいと思います。エンジンは改善を求めていた部分で改善はしていますが、まだ不十分です。改善していることは間違いないのですが、まだまだライバルと比較すると離されている状況です。」

「テスト最終日でもDucatiと比較するとタイムアタックには課題があります。誰もが限界でプッシュしている状況ですが、昨年のヤマハはシーズンがスタートした後の進化がありませんでした。今年トップに立ちたいのであれば、シーズン中も継続して進化を続けていくことが必要です。」[adchord]

「昨年と比較するとフィジカル面で進化しています。これはレース数が42戦と増えたことによるものです。今年はさらに昨年よりも厳しいですし、金曜日の練習走行はFP2が60分ありますが、セッション後半はタイムアタックになるでしょうし、レースの準備も必要です。」

(Photo courtesy of michelin)