土曜日の予選ではQ1、Q2共に最速タイムを獲得、ポールポジションからのスタートとなったマルケス。序盤はポールポジションを活かした走りを展開するが、Ducati勢に抜かれて沈んでいくかと思いきや、本人曰くかなりのリスクを冒してポジションを維持。最後は見事なオーバーテイクを見せてジャック・ミラー、ミゲル・オリヴェイラを一気に抜いて順位を回復、嬉しい3位表彰台を獲得している。[adchord]

かなりリスクを冒す状況になってしまっている

3位マルク・マルケス

「フィジカルなレースでしたけど、今回はフィジカル面でバイクをカバーして走行しました。特にブレーキングでは顕著でした。12周しかありませんから、コーナーにはリアをスライドさせて進入が出来ます。フィジカルにはタフですが、リカバリーが出来るのはブレーキングポイントしかない状況でした。」

「かなりリスクを冒したものの素晴らしいレースが出来ました。昨日遅くにチームと改善作業をする中で、チームからもライディング面で改善が出来る部分を指摘してもらいました。複数回のチャンピオン相手にしっかりとこうしたコミュニケーションを取ってくれるチームだからこそ、自分にとっても本当に助けになります。明日が何よりも重要なレースですし、更に難しいでしょう。」[adchord]

「スプリントレースが今後どのような形で開催されるかは次のレースを経験する必要があります。ただ、フィジカル面での要求が多いことは間違いありません。金曜日がQ2進出のためのセッションになってしまっていますからね。今はそれが可能なフィジカルですが、ただリスクはかなり冒すことになりますね。」

(Photo courtesy of HRC)