FIM MotoGPスチュワードパネルは、当初マルク・マルケスに対して課していたペナルティーの内容を変更した。既存のリリースではマルク・マルケスに課されたダブルロングラップペナルティーは、「アルゼンチンGPの決勝レースで適用」となっていたが、新たにリリースされた内容によると「次回ライダーが参加可能なグランプリの決勝レースで適用」となった。[adchord]
開幕戦ポルトガルGPで発生したマルク・マルケスによる多重クラッシュは、マルケスがブレーキングでフロントタイヤをロックさせてしまったことが原因で、ホルヘ・マルティン、ミゲル・オリヴェイラに接触、両者は怪我を負い、ミゲル・オリヴェイラはアルゼンチンGPを欠場することがアナウンスされている。
なお、FIMからのリリースによると今回のペナルティーの要因として、「マルク・マルケスの操縦は非常にアグレッシブでミゲル・オリヴェイラの転倒を招いた。セッションの進行の妨げとなり、無責任な操縦がライバルを危険に晒した。」としている。
FIM MotoGPスチュワードパネル
「3月26日に開催されたポルトガルGPにおけるFIM MotoGPスチュワードパネルの決定事項を受け、ペナルティーの適用要件を明確化する。マルク・マルケスが怪我のためにアルゼンチンGPを欠場すること、FIM MotoGPスチュワードパネルが決定したペナルティーをライダーに適用することを踏まえ、今回のペナルティーは当該ライダーが出場可能な次回の決勝レースで適用されるものとする。」