ホンダからMotoGPクラスにステップアップ、ホンダライダーとしてキャリアを積んできたアレックス・マルケス。ホンダからDucatiへの移籍は、アレックス・マルケスのライダーとしての実力を図る上で当初大きな関心を呼んだが、Ducati移籍後はすぐさまスピードを発揮。アルゼンチンではポールポジション、3位表彰台を獲得している。アレックス・マルケスがすぐさまDucatiで成績を残したことで、改めてホンダの乗りにくさが明らかになったとも言える。

バイクの戦闘力には極めて満足している

アレックス・マルケス

「バレンシアで初めてDucatiに乗った時にはあそこまでタイムが出るとは思っていませんでした。バイクに対して自信を持って走ることが出来ましたし、自分に対して持っていた疑いがなくなりました。自分がバイクで出来ていること、バイクのフィーリング、全てが手の内にあるような安心感を含めて、一体何が出来るだろうと考えました。」

「Gresiniもチームとして快適ですが、Ducatiのバイクに適合すること、Ducatiの仕事の仕方に適合するのは比較的容易でした。Ducatiはジジがセッションごとに各ボックスにきてライダーの意見をヒアリングして、問題をヒアリングしたり、比較をしたりすることが出来ます。Ducatiは8つのデータを比較することが出来ますが、長所である反面、混乱する部分もあります。このバイクに関してはペッコ、マルコが特に素晴らしい走りをしていますから、自分は彼らのデータを比較をすることが出来ますね。」[adchord]

「バイクの戦闘力については極めて満足していますが、チャンピオンシップスタンディングに関しては満足はしていません。いくつかのミス、不運もありました。転倒から得られるものはありませんが、不運で終わってしまってスプリント、決勝レースがあります。目標としてはさらに表彰台を重ねること、ポールポジションを獲得することです。安定して結果を残すことが重要で、結果をしっかりと積み重ねていきたいと思います。今後もこのチームとDucatiと歩んでいきたいと思います。今はとにかくこの瞬間に集中しています。あまり先のことを考えると、それに捕らわれてしまいますからね。」

(Photo courtesy of Gresini)