サンマリノGPで優勝したホルヘ・マルティンは、予選、スプリント、決勝レースを制し、完璧な週末を達成した。マルコ・ベッツェッキ、フランチェスコ・バニャイアが負傷していたチャンスではあったが、完璧にそのチャンスを活かしての優勝だった。これでフランチェスコ・バニャイアとの差は36ポイントになったが、Ducatiのためにチャンピオンシップ優勝をする責任はないとあえて語ることで、フランチェスコ・バニャイアに対してプレッシャーを与えているところも抜け目がない。

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自分にファクトリーライダーのプレッシャーはない

ホルヘ・マルティン

「Ducatiのホームでついに優勝出来ました。今日は後ろのイタリア人ライダー達からプレッシャーを感じていました。今日はライバルが苦戦していた部分があったので、リードを維持して優勝につなげることが出来ました。ライバル達はレースウィークでは苦戦していましたが、レースではアドレナリンが出ますから、スピードを発揮してくるだろうとは思っていましたがその通りでした。自分も過去に怪我をした時はレースで結果を残すことが出来ていましたしね。」

「2人とマージンを設けて走行しようと思っていて、少しギャップが出来て0.3秒になった時にリスクを背負ってプッシュしました。ブレーキングでも限界の状況でフロントもロックしていましたけど、それだけリスクを冒しただけありました。その後マルコがキャッチアップしようとプッシュしていましたが、ギャップを維持することが出来ました。ミサノでイタリア人ライダーを押さえての優勝は価値があると思います。」

「正直Ducatiのためにチャンピオンシップで優勝するという責任を自分は負っていません。もちろんチャンスがあれば狙っていきますけどね。自分は今はサテライトライダーでファクトリーライダーではありません。もちろんファクトリーに移籍した際はそういったプレッシャーが肩にのしかかってくるでしょう。今はただ、優勝することを楽しんでいきます。ファクトリーライダーとしてチャンピオンシップ優勝を狙う日はすぐに訪れるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)