Ducatiの新型ハイパーモタード698モノは、スーパーモタード界の新たなリーダーを目指す。659ccのエンジンは、77.5 ps(57 kW)@ 9,750 rpmの最高出力と、63 Nm(6.4 kgm)@ 8,000 rpmの最大トルクを発揮し、軽量な車体で機敏なハンドリングを実現する。車重は燃料を含まないウェットウェイトで151kgとなり、軽快な走りをサポートする。

シート高は864 mmで、メンテナンス間隔は15,000 kmまたは24ヶ月となる。エンジンはスーパークアドロ・モノ、単気筒で、4バルブのデスモドロミック・バルブ駆動システムと2本のバランス・カウンターシャフトを備えた水冷式だ。燃料供給は電子制御燃料噴射システムで、62mm径の楕円スロットルボディとフル・ライド・ワイヤ・システムを採用する。

サスペンションは、フロントにマルゾッキ製45 mm径のフルアジャスタブル・アルミニウム・フォーク、リアにザックス製のフル・アジャスタブル・モノショックを装備。タイヤはピレリ製ディアブロ・ロッソ4を前後に装着する。

ブレーキシステムは、フロントに330 mm径のアルミニウム製フランジディスクとブレンボ製M4.32キャリパー、リアに245 mm径のディスクを備え、両方にボッシュ製コーナリングABSを搭載する。

安全装備は充実しており、ライディングモード、ボッシュ製コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)、エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)、ドゥカティ・ブレーキ・ライト(DBL)が標準で付く。

さらに、パワーモード、ドゥカティ・パワー・ローンチ(DLC)、ドゥカティ・クイックシフト(DQS)アップ/ダウン、フルLEDライティング・システム、デイタイム・ランニングライト(DRL)、アルミニウム製テーパード・ハンドルバー、リチウムイオン・バッテリーなどの標準装備も魅力的だ。

オプションとして盗難防止システム、グリップ・ヒーター、ドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)などが選べる。

(Photo courtesy of Ducati)