マルク・マルケスは土曜日に表彰台を獲得、日曜日も力強い走りを続けていた。ヨハン・ザルコとのバトルの最中にホルヘ・マルティンに突っ込まれてリタイアとなったわけだが、ホルヘ・マルティンの焦る気持ちもよく分かると語る。幸い体に大きな怪我はなく火曜日からのテストに大きな影響はないように思えるが、11年間のレプソルホンダでのキャリア終了は残念な終わり方となった。

表彰台を狙えたレースだった

マルク・マルケス

「望んだような終わり方ではありませんでした。バレンシアにはタイトル争いをしているような気持ちで、本当に集中して挑みました。土曜日は表彰台を獲得出来ましたしね。」

「今日のクラッシュは自分のミスではありません。ターン4でのオーバーテイクでマルティンは少し自分を過信しすぎていたと思います。とは言え彼のメンタルは理解出来ます。彼自身も自分のミスだったと本当はわかっているでしょうが、タイトル争いをしているわけですから、ああいった走りになるのは仕方ありません。」

「今日の自分の走りであれば表彰台は狙えたと思っています。良いペースでしたしね。ガレージではいずれにしてもパーティーを少し開催しましたけど、完全にハイサイドと同じ状況でしたから体調面であまり楽しめませんでした。この後はしっかりと体を回復させてテストに挑みたいと思います。」

「ホルヘとは話していて、彼も申し訳なかったと語っています。自分もあの時点でザルコとバトルをしていて、高速に曲がり始めた時に視界に彼のホイールが飛び込んできたんです。バイクを起こそうとしたものの避けられませんでした。」

「ペッコとチームは本当に素晴らしい仕事をしたと思います。タイトルを2連続防衛するのは簡単ではありません。ペッコは上手くプレッシャーをコントロールしていたと思います。今年はとにかくマルティンのスピードがありましたからね。2人とも素晴らしいシーズンだったと言えるでしょう。」

(Photo courtesy of HRC)