プリマ・プラマック・レーシングのホルヘ・マルティンが、2024年の開幕戦であるセパンテスト初日において、最速タイムを記録。スペイン人ライダーは、走行開始からわずか2時間で1分57秒951を記録し、これまでのセパン最速ラップからわずか0.5秒差という成績で、その日の残りを通じてトップの座を守り抜いた。
レッドブル・ガスガス・テック3のペドロ・アコスタも、セパンシェイクダウンでの自己最高ラップにほぼ匹敵するタイムで2位を獲得し、引き続き注目を集めた。0.008秒差の3位にはファビオ・クアルタラロが入った。フランチェスコ・バニャイアは最初のラップで11コーナーでクラッシュし、マルケスは2回の技術的問題に直面した。フランチェスコ・バニャイアは16位、マルケス9位となっている。
なお、フランコ・モルビデッリはポルティマオの練習での転倒でテストに参加しておらず、カタールテストも欠場の見通しだ。
Ducati
マルティン、バニャイア、エネア・バスティアニーニにとっては、11月末のバレンシアテストで高評価を受けた2024年型エンジンの作業が続いた。現時点では、ジジ・ダリーニャが公式発表で予告した全く新しい空力パッケージの兆候は見られない。
ペルタミナ・エンデューロ・VR46・レーシングのファビオ・ディ・ジャンナントニオは、初日を4位で締めくくり、新しいチームメイトのマルコ・ベッツェッキは、終了30分前に4コーナーでのクラッシュにもかかわらず8位に入った。グレシーニ・レーシングのアレックス・マルケスは、わずか0.5秒以上遅れの7位だった。
KTM、GASGAS
アコスタがタイムシートの上位で注目を集める中、ブラッド・ビンダーとジャック・ミラーはレッドブルKTMファクトリーレーシングチームのために作業を進めた。今日最も多くのラップをこなしたのはミラーで、合計69ラップを記録した。KTMはエレクトロニクス、新しい排気システム、そしていくつかの空力とエンジンのアップデートに焦点を当てた。
アプリリア
バレンシアテストであまり多くを持ち込まなかったアプリリアは、冬の間に新しい空力、エンジン、スイングアーム、シャーシを含む様々なものを披露し、火曜日にテストに集中した。マーベリック・ビニャーレスが1分58秒470で最速で、初日を6位で終えた。
ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)は、開始15分の大きなハイサイドで体を痛め、21ラップしかこなせなかった。この転倒のためラウルは今回のセパンテストをこれで終了する。
ヤマハ
予選ペースで昨年苦労したヤマハは、クアルタラロがタイムシートで3位につけ、アレックス・リンスがトップ10のすぐ外、11位でとなった。ヤマハの初日の主な焦点は空力であり、新しく改良されたエンジンの微調整も行われた。また、新しいテールユニットも使用されている。
ホンダ
火曜日、HRCでは多くの動きがあった。全く新しいスイングアーム、空力、エンジン、シャーシは、完全に一新されたRC213Vの始まりと言える。そして、初日の兆候は前向きで、ヨハン・ザルコは10位となっている。
(Photo courtesy of michelin)