Ducati若き才能 フェルミン・アルデゲルを確保

スペイン人ライダーのフェルミン・アルデゲルが、2025年から2年間Ducatiコルセと契約を締結。2025年からMotoGPカテゴリーに昇格し、デスモセディチGPで走ることが決定した。契約はさらに2年間の延長オプションが含まれている。

18歳のアルデゲルはスペイン、ムルシア州ラ・ニョラ出身で、2021年にMoto2カテゴリーで世界選手権デビューを果たし、デビューレースのイタリアGP、ムジェロで7位に入った。2022年には初のフルシーズンを終え、2023年は初勝利を挙げ、ライダーズスタンディングで第3位となった。2023年は5勝(最終4レースでの4連勝)、7回の表彰台、3回のポールポジションを獲得している。今年、アルデゲルはMoto2世界選手権で主要なライダーの一人として注目を集めている。

ルイジ・ダル・イーニャ(ドゥカティ・コルセ ゼネラルマネージャー)

「フェルミンをドゥカティファミリーに温かく迎え入れることができて、非常に嬉しく思います。彼が私たちのデスモセディチGPを駆るのを見るのが待ち遠しいです。アルデゲルはMotoGPの新世代で最も強いライダーの一人です。ここ数年、彼の進化を追い続け、特に昨シーズンは信じられない速さを見せました。非常に若い彼には、成功するためのポテンシャルとキャラクターがあります。私たちは彼が成長するのを助けるために必要な技術サポートをすべて提供します。」

フェルミン・アルデゲル

「この機会を得られたことに興奮しています。ドゥカティのおかげで、子供の頃から追い求めてきた夢を実現することになります。世界最高のライダーたちと競争し、そして最高のバイクでそれを行う大きな飛躍をする時が来ました。初めから自分に信頼を寄せてくれたジジ・ダッリーニャをはじめ、ドゥカティに感謝します。ルカ・ボスコスクーロにはこれまで共有してきたことと、今年私たちに待ち受けていることすべてに感謝します。」

「また、私の家族、マネージャーのエクトール・ファウベル、そして自分の冒険に貢献してくれた全ての人々に感謝を表します。未来が何をもたらすか分かった今、2024年シーズンにより集中出来ます。Moto2カテゴリーを誇りを持って去ることができるよう、最高の結果を目指して全力を尽くします。そして、新たな冒険であるMotoGPに乗り出す前に、この挑戦に取り組みます。」

(Photo courtesy of Ducati)