Ducati、そして自身のホームGPを迎えるフランチェスコ・バニャイア。ムジェロでのレースは特別とし、スプリントでの改善については運以外のものは全て揃っていると考えているようだ。来年の契約について悩む必要がないということはチャンピオンシップにおいてはアドバンテージになるかもしれないが、トップ3名のレベルが拮抗している状況では同様のレベルの戦いが続くことも予想している。

ムジェロでのレースは特別

フランチェスコ・バニャイア

「ムジェロでのレースは大好きですが、これはトラックレイアウトだけではありません。イタリア人ですし、イタリアチームですし、Ducatiはこのトラックに合っています。お客さんからのエネルギーもありますね。ここでライディングすることは特別なんです。ハードブレーキング、ロングコーナーもありますし、これらが自分のライディングスタイルにも合っているんです。」

「チャンピオンシップに関してはトップ3人のレベルは接近していると思います。それぞれの強みについてはカタルーニャで十分に語りましたし、チャンピオンシップ終了まで同じレベルでの戦いが続くでしょうね。」

「スプリントレースで苦戦はしていますが、スピードはあるんです。過去3戦にしてもヘレスでは優勝のポテンシャルがありましたが、ブラッド・ビンダーと接触、ル・マンではマシンの電制トラブル、前回は最後までほぼ完璧でしたね。レベルも高くポテンシャルもありますが、足りないのは運かもしれませんね。」

「ワイルドカードでテストライダーが走れないことでアドバンテージを得にくくなっています。KTMはそれが出来ているわけですから、新しいものを試すことが出来ているんですよね。」

「来年のチーム選択に関して選べないのは羨ましいですね。というは冗談ですが、今のDucatiとの関係性には満足しています。Ducatiも自分を選んでくれ、自分もDucatiを選びました。バイクはトラックで最強ですし、チームも素晴らしいです。バイクの進歩も目覚ましいものがあります。ひたすらに目標に向かって突き進んでいきます。」

(Photo courtesy of michelin)