Pramacのパオロ・カンピノーティは、Ducatiとのパートナーシップを終了、ヤマハとの新たな複数年契約を発表した。これはヤマハにとっても新しい形のチーム結成となり、1年落ちのファクトリーバイクの提供ではなく、KTMがそうしているような、最新型のファクトリーバイクをサテライトチームというよりセカンドチームに提供するという形でのチーム結成となる。
マルティンのほうが優れたライダーだと思っていた
Pramac CEOパオロ・カンピノーティ
「ヤマハとの契約については本当に嬉しいものですが、同時にほろ苦い思いもあります。ヤマハはMotoGPでも最も成功を収めているメーカーの1つです。同時にDucatiとの関係が終わってしまうのは残念です。彼らと共に達成したものを考えると本当に感慨深いです。そういう意味では今日は完全に喜びだけの1日ではありません。」
「ヤマハのプロジェクトを我々は信頼していますし、ヤマハが再びトップに返り咲くと信じています。我々はDucatiのヤングチームとして若いライダーを育ててファクトリーチームに送り出して来ました。ただ、マルティンが今回ファクトリー入りできなかったことで、我々の役割は正直終わったと感じました。我々はマルティンのほうが優れたライダーでファクトリーチームにふさわしいと思っていましたしね。」
「チームとしての役割と情熱は若いライダーを育てていくことです。それがしっかりと機能せずに評価されないということは、方法が間違っているということでしょう。それをまた別の形でやっていけるプロジェクトだと感じています。」
「今のところ、まだライダーをどうするかは決めていませんが、最高のライダーを選んでいきたいと思います。もしSBKからイアンノーネを連れてきて、ヤマハが彼にテストを許可してくれたら嬉しいですが、これは私だけで決められることではありません。一方、トプラック・ラズガットリオグルについては完全な噂で、我々がトプラックをPramacに乗せることはありません。」