トプラック・ラズガットリオグルは、4週間のブランクを経てレース復帰を果たすが、その道のりは決して容易ではなかったと振り返る。彼は復帰を心待ちにしながらも、体調やメンタル面でのプレッシャーが2021年のタイトル争い時以上だったと述べた。トレーニング不足による準備不足を感じつつも、フィットネスは完全に回復しており、すぐにレースの感覚を取り戻すことを期待している。自身のクラッシュについては「完全に自分のミス」と振り返り、前向きに次のレースでの勝利を目指している。「ここでは勝利したことがないので、ここで勝つ必要がある」と意気込んでいる。
トプラック・ラズガットリオグル
「みんな僕を見て”復帰してくれて嬉しい”と言ってくれたんですが、この4週間は簡単ではありませんでした。レースを観戦しながら、もっと早く復帰しようと思っていましたけど、簡単ではなかったです。復帰を待っている間、2021年にタイトル争いしていた時よりも緊張している気がしました。4週間もバイクに乗らずトレーニングもできなかったから、100％の準備ができているとは言えません。」
「フィットネス自体は回復していて体調は100％です。すぐに良いフィーリングが得られることを願っています。普段は毎日トレーニングしますけど、今回は難しくて直接バイクに乗ることになりました。それでも今はモチベーションがすごく高いです。クラッシュは完全に自分のミスだと思います。良いタイムが出そうだったから、ブレーキを遅らせてフロントブレーキを多用したんです。」
「その結果、フロントタイヤが滑ってしまいました。歩き始めた時に、骨折はしていないとわかったんですが、肺に問題がありました。痛みはあったものの、呼吸がしにくいだけで大丈夫でした。このサーキットは僕にとって簡単ではありません。でもBMWでは新しいサーキットで多く勝利してきたので、目標はここでは勝つことです。ここでは勝利したことがないので、ここで勝つ必要があります。」
（Photo courtesy of BMW）