困難なレースを制し完全なリベンジ
ホルヘ・マルティンは、昨日の転倒から見事なリカバリーを見せ、今日のレースで勝利を収めた。彼はターン16でのミスを回避するため、慎重にバイクをコントロールし、直線的なラインを意識した走行を心がけた。1.4秒のリードができたときに余裕を感じたものの、アコスタの追撃に備えて前半セクションでタイムを改善。結果、リスクを抑えながらもギャップを維持することに成功した。優勝後、転倒したターン16でバイクを停め、路面にキスをして「完璧なリベンジ」と振り返った。
ホルヘ・マルティン
「今日は難しいレースでした。昨日、そして昨年の転倒もあったのでメンタル面でも大変なレースでした。今日はターン16ではなるべくバイクを寝かさないようにストレートなラインで走行するように工夫して、昨日のようなミスをしないように気をつけていました。毎週末は異なる週末ですが、今の流れを維持していきたいですね。今週は調子が良かったので、それで少し自信を持ちすぎていたのかもしれません。」
「1.4秒の差が出来た時点でマージンが出来たと感じていましたが、その後アコスタが追いついてきました。しかし、その後トラック前半でさらにタイムを改善することが出来たので、リスクをあまり取らずにギャップを維持することが出来ました。今日は仮にペッコが勝ったとしても、自分にとっては自信を感じて結果を残すことが重要だったので嬉しかったでしょう。今日は優勝した後に昨日転倒したターン16でバイクを停めて路面にキスをしたんです。これで完璧なリベンジが出来たと思います。」
「日本GPについては天候が悪そうですが、いずれにしても木曜にならないと状況はわかりません。インドネシアも雨の予報でしたけど、結局雨は降りませんでした。コンディションはいつも異なりますし、チャンピオンシップがかかっているとより緊張が高まります。とは言え、雨が降ってももてぎはグリップが高いですからね。」
(Photo courtesy of michelin)