日本GP　フランチェスコ・バニャイアが優勝、マルティンは追い上げて2位を獲得

レース中にホワイトフラッグが降られる場面もあったものの、日本GPは終始ほぼドライコンディションで開催された。序盤はポールスタートのアコスタがリードするが、アコスタはフランチェスコ・バニャイアに追い抜かれ2位走行中に転倒してリタイア。

フランチェスコ・バニャイアはマルティンとの差をしっかりと維持して走行を続け、終盤に1秒以内に追いつかれるものの、そこからまたペースを上げてマルティンを引き離して今シーズン8勝目を達成。ホルヘ・マルティンは懸命に追い上げたものの2位となったが、スターティンググリッドを考えると素晴らしい結果だ。

なお、今回の結果を受けてフランチェスコ・バニャイアとチャンピオンシップリーダーのホルヘ・マルティンのポイント差は10ポイントに縮まった。3位は同様に素晴らしい追い上げを見せたマルク・マルケス。スプリントレース同様に終盤はエネア・バスティアニーニに追われる展開となったが、0.5秒前後のマージンを最後まで維持して表彰台を獲得した。

日本GP結果

4位はエネア・バスティアニーニ、5位フランコ・モルビデッリ、6位ブラッド・ビンダー、7位マルコ・ベッツェッキ、8位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、9位アレイシ・エスパルガロ、10位ジャック・ミラーとなった。

優勝フランチェスコ・バニャイア

「本当に嬉しいです。今週末は11ポイントを縮めることが出来ました。今日はホルヘが非常に強かったのでマージンを維持することが重要でした。ペースは速かったですがコンスタントにタイヤを維持していました。本当に嬉しいです。次回以降のレースも同様に良いレースをしたいですね。」

2位ホルヘ・マルティン

「結果には満足ですし素晴らしいレースでした。もちろん優勝をしたかったんですが、何度か転倒しそうになり無理はしないことにしました。ペッコの素晴らしいレースには脱帽です。素晴らしいタイヤマネジメントでした。自分も良い1周目だったと思いますし2位は嬉しい結果ですね。」

3位マルク・マルケス

「本当に退屈なレースでした（笑）特にこれといったオーバーテイクもありませんでしたね。ひたすら自分のリズムで走行するレースでしたね。今日はソフトリアはリスクが高いのでミディアムリアでの走行になると思っていました。また表彰台を獲得出来て本当に嬉しいです。」

順位	ゼッケン	ライダー名	メーカー	タイム
1位	1	フランチェスコ・バニャイア	DUCATI	42’09.790
2位	89	ホルヘ・マルティン	DUCATI	42’10.979
3位	93	マルク・マルケス	DUCATI	42’13.612
4位	23	エネア・バスティアニーニ	DUCATI	42’14.148
5位	21	フランコ・モルビデッリ	DUCATI	42’27.730
6位	33	ブラッド・ビンダー	KTM	42’28.292
7位	72	マルコ・ベッツェッキ	DUCATI	42’29.161
8位	49	ファビオ・ディ・ジャンアントニオ	DUCATI	42’29.989
9位	41	アレイシ・エスパルガロ	APRILIA	42’40.232
10位	43	ジャック・ミラー	KTM	42’40.974
11位	5	ヨハン・ザルコ	HONDA	42’41.357
12位	20	ファビオ・クアルタラロ	YAMAHA	42’42.089
13位	30	中上 貴晶	HONDA	42’42.793
14位	10	ルカ・マリーニ	HONDA	42’45.764
15位	25	ラウル・フェルナンデス	APRILIA	42’49.111
16位	16	アレックス・リンス	YAMAHA	42’50.629
17位	17	レミー・ガードナー	YAMAHA	43’09.337