最終戦に向け前向きな姿勢

今シーズン苦しい戦いを強いられたジョナサン・レイだが、ヘレスでのレースに対して前向きな気持ちを語っている。今シーズンは過去にないほどに苦戦したシーズンと振り返りつつ、エストリルで得たフィーリングを元にヘレスのレースは楽観的に考えているとしている。「今年は予想外の苦戦が続いているが、ギブアップせずにプッシュを続けたい」と語り、来季に向けた意欲を強調。2025年シーズンはヤマハと共に更なる改善を目指していくとし、オフシーズンのトレーニングでしっかり準備を整える決意を示した。

ジョナサン・レイ

「今週末を楽しみにしています。ヘレスでのレースが楽しみですが、同時に今シーズンは本当に苦しい1年でしたから忘れさりたい1年でもあります。2025年にしっかりと集中していきますが、エストリルは堅実な週末でしたから、今週末は良いフィーリングを得たいですね。FP1でしっかりとベースを理解していき、自分たちの状況を確認していきたいと思います。エストリルはポジティブな週末になっていましたから、今週末のヘレスは少しリラックスした状態で挑むことが出来ますね。バイクを楽しんでエンジニアにしっかりとフィードバックを返していきたいと思います。」

「昨年ヘレスでヤマハを試した時にここまで苦戦するシーズンになるとは思いませんでした。ただ、テスト時点からバイクのフィーリングは良かったんです。自分自身にまだスピードはあると思いますが、正直に言って今までのキャリアの中で最も苦戦しているシーズンですね。ただ、ギブアップはせずにプッシュを続けていきたいと思います。タフな時間が続いていますが、良き未来が待っていると思います。」

「2025年のパッケージについては新しいエアロパッケージが装着されたものになります。基本的には今のバイクを継続していきますが、ヤマハはあらゆるエリアでバイクの開発を続けています。来年は楽観的にレースに挑めるようになると感じています。少しずつ改善を続けることが出来ると思いますし、自分もオフシーズンにトレーニングを重ねていきます。チームも自分も全ての存在するポテンシャルを使い切れていないと思っているので、すべてをしっかりと整えた状態にしていきたいと思いますね。」

(Photo courtesy of yamaha)