最終戦に向けてリラックスした状態
タイトル獲得の可能性が消えたアルヴァロ・バウティスタは、今週末のヘレスで楽しむことを最優先に考えている。ヘレスは125ccで初優勝し、昨年はスーパーバイクでタイトルを獲得した思い出深いサーキットとし、自身の得意なトラックでリラックスした様子だ。ブレガのタイトル争いについては、ポイント差が大きすぎて自分が助けることはできないと述べつつも、彼がルーキーイヤーで最終戦までタイトル争いをしていることを称賛した。
アルヴァロ・バウティスタ
「タイトル獲得の可能性はなくなったので、自分は今週末のライディングを楽しむだけです。ヘレスは125ccで初めて優勝した想い出深いサーキットですし、昨年もスーパーバイクでタイトルを獲得したトラックです。非常にテクニカルで常に楽しむことが出来ています。今週末は楽しんで良いフィーリングを得ることができればと思いますし、その中で最大限の力を発揮していきたいですね。」
「タイトル争いをするブレガへのアドバイスは難しいですね。自分の場合はいつもヘレスにはポイントをリードして挑んでいましたから。これは彼にとってルーキーイヤーでチャンピオンシップ2位、ポイント差も大きい状況です。今回のタイトル争いに関してはトプラックのレース結果に左右されますから難しいですね。ただ、彼は1年目で最終戦までタイトル争いをしている状況は素晴らしいことですし、彼が日曜日までタイトル争いが出来ているかどうか興味深いですね。」
「エストリルではブレガを助けにいきましたが、ここではポイントの差が多きすぎますから、助けようがありませんね。それに今回のレースでトプラックが1位、彼が2位であれば、その時点でチャンスはないわけですから、その状況であれば、彼にアタックしない理由はありません。彼にとってはもはや何位であってもチャンスはないということになりますから。自分にとってもベストなレースを目指すということになります。」
「バイクから良いフィーリングを得て、ここで優勝争いが出来たら最高でしょうね。金曜から良いフィーリングを得て土曜日に挑みたいですね。2024年はチャンピオンシップのバランスが変わりましたね。新しいライダーが登場し、新しいルールが導入され、レベルが上がり。多くのライダーが優勝争いをしています。本当に大きな進化で楽しいですね。自分にとっては今シーズンは怪我、技術的な問題もあって大変な1年でした。ただ、全体的に大きな変化がありながらも素晴らしいチャンピオンシップになっていると思います。」
(Photo courtesy of Ducati)