アルヴァロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – ドゥカティ)がミサノで表彰台に返り咲いた。第6戦ピレリ・エミリア=ロマーニャラウンドのレース2で3位に入賞し、苦戦が続いた最近の流れに一区切りをつけた。週末を通じて徐々にパフォーマンスを向上させたバウティスタだったが、本人はその内容に完全には満足していない。特にマシンのフィーリングに関しては依然として不安を抱えているという。

アルヴァロ・バウティスタ
「クレモナ以来、何かしらの理由で表彰台に上がれなかった中で、ここで戻れたのは正直ほっとしています。週末の締めくくりとしては良かったですが、マシンから得られるフィードバックには満足していませんでした。日曜は高温の中で特に苦戦しましたし、土曜は後方スタートでしたが、表彰台を狙えるペースはありました。レース2では5番グリッドからだったので多少は楽でしたが、感触としては似たようなもので、ブレーキングや方向転換、コーナーの進入と脱出すべてにおいてマシンがうまく反応せず、自分を外へ押し出そうとする感覚がありました。」
「レース中はずっとマシンと格闘していましたが、最後まで安定した走りができ、ミスも避けられました。ただ、フィーリングは最高ではなかったですし、暑いコンディションでの課題を改善する必要があります。そして、今の上位2人とのギャップはあまりに大きすぎるので、それを詰めなければなりません。この難しい週末に集中を切らさなかったチームに感謝しています。」
「レース2は自分のレースに集中していました。その時点でニコロは、ただ速い他のライダーの一人にすぎませんでした。彼の方が明らかに速かったので、自分から何かを仕掛けようとは思いませんでした。もし他のライダーだったとしても同じ対応をしていたと思います。彼を先に行かせて、それから抜き返すなんていうのはナンセンスですし、ラインも精度も自分より上でした。戦う意味がなかったんです。もちろん、チームメイトには少し慎重になりますが、最終的に彼らも1人のライダーであり、目標は最速になることです。」